【糖尿病】のケアプラン文例
血糖コントロール・低血糖時の対応・フットケア|関連する状態:2型糖尿病・インスリン・血糖コントロール・糖尿病性神経障害
血糖コントロールと合併症予防を軸にした文例です。食べる楽しみを損なわずに管理を続ける視点、低血糖への対応、フットケアまで含めています。
内科の病気・医療
最終更新:2026年9月14日/令和6年度介護報酬改定後の制度および現行の居宅サービス計画書標準様式に基づいて作成しています。
ご利用にあたって:掲載文例はすべて一般的な例文であり、特定の利用者・事例を示すものではありません。ご本人の状態・意向、主治医の指示、保険者・法人の様式ルールに合わせて、必ず内容を確認・修正してからお使いください。
このページの内容
書きたい欄をえらぶと、その文例まで移動します。
第1表計画書の1枚目に書くこと
第2表計画書の2枚目に書くこと
第5表モニタリングの記録に書くこと
視点主任ケアマネが確かめていること
第1表「居宅サービス計画書(1)」に書く文例
ご本人とご家族の意向、課題分析の結果、支援の方針を書く欄です。
第1表「居宅サービス計画書(1)」の様式と同じ並びです。行の名前は様式のとおりなので、同じ位置の欄へ貼ってください。
利用者の意向
第1表「利用者及び家族の生活に対する意向」欄に使えます。ご本人の言葉に近い表現でまとめています。 → 第1表の文例をもっと見る
好きなものを食べたいが、血糖値も気になる
インスリン注射を続けて、合併症を防ぎたい
足を悪くしないよう気をつけたい
入院せずに自宅で生活を続けたい
血糖値を安定させて、元気に過ごしたい
注射の手技に自信がないので、確認してほしい
家族の意向
第1表同じく第1表の意向欄。ご家族の思いを記載する際の表現です。 → 第1表の文例をもっと見る
食事管理が難しいので、専門職に相談したい
インスリンの管理ができているか心配である
低血糖を起こさないか不安である
本人の好みも大事にしながら、健康を保ってほしい
定期的な受診を続けてほしい
課題分析の結果
第1表「意向を踏まえた課題分析の結果」欄に、本人・家族の意向に続けて書く、課題分析の結果のまとめです。 → 第1表の文例をもっと見る
2型糖尿病があり、血糖コントロールが不安定な状態である
食事療法の理解が十分でなく、間食が多い傾向が見られる
インスリン自己注射の手技に不安があり、確認と支援が必要である
糖尿病性神経障害により足病変のリスクが高く、フットケアが必要である
低血糖症状への対応方法について、本人・家族の理解が求められる
視力低下があり、インスリン単位の目盛りの確認が困難になりつつある
シックデイ(発熱・下痢時)の対応について理解が不十分である
認定結果の通知に記載があれば転記する欄です。文例はありません(「特になし」等)。
総合的な援助の方針
第1表支援チーム全体の方向性を示す欄です。 → 第1表の文例をもっと見る
血糖コントロールを安定させ、合併症を予防できるよう支援します。
食べる楽しみを大切にしながら、無理のない食事管理を目指します。
医療職と連携し、インスリン管理と低血糖の予防を徹底します。
足病変の早期発見・予防に努めます。
定期受診を継続し、病状の変化に早期対応できる体制を整えます。
訪問介護の生活援助中心型を位置づけるときだけ、1〜3のいずれかを選ぶ欄です。文例はありません。
第2表「居宅サービス計画書(2)」に書く文例
ニーズから長期目標・短期目標・サービス内容へと、つなげて書く欄です。
「サービス内容」と「サービス種別」は分けて書きます(記載要領)
記載要領(老企第29号)では、サービス内容=短期目標の達成に必要なサービスの内容と方針、※1=保険給付の対象なら○、サービス種別=その内容を担う事業者等の種別と事業所名(家族が担う部分は誰が行うか)、と分かれています。この列では文例を内容として載せ、その下に※1の目安と種別の候補(押すとコピー)を付けています。
第2表「居宅サービス計画書(2)」の様式と同じ列の並びです。ニーズ → 長期目標 → 短期目標 → サービス内容 と、左から右へつなげて選んでください。
ニーズ
第2表「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」欄。ご本人主体の表現にしています。 → 第2表の文例をもっと見る
血糖値を安定させて、合併症を防ぎたい
インスリン注射を安全に続けたい
食事を楽しみながら、体調を管理したい
足のトラブルを防ぎたい
低血糖を起こさず、安心して生活したい
定期的に受診を続けたい
長期目標
第2表おおむね6か月〜1年で目指す状態像です。 → 第2表の文例をもっと見る
血糖値が安定し、合併症の進行なく生活できる
インスリン自己注射を安全に継続できる
低血糖・高血糖による緊急搬送なく、在宅生活を継続できる
足病変を起こさず、歩行機能を維持できる
定期受診を継続し、主治医の指示に沿った生活が送れる
短期目標
第2表3か月程度で達成を目指す、具体的で評価しやすい目標です。 → 第2表の文例をもっと見る
指示された時間にインスリン注射ができる
血糖自己測定を毎日実施し、記録できる
訪問看護師の助言のもと、間食の回数を減らせる
毎日足の観察を行い、異常があれば連絡できる
低血糖時の対処法(補食)を理解し、実施できる
月1回の定期受診を継続できる
シックデイ時の対応(水分摂取・受診の目安)を理解できる
サービス内容
第2表「サービス内容」欄。内容(何をどうするか)だけを書き、担う事業者等は「サービス種別」欄に書きます。 → 第2表の文例をもっと見る
インスリンの管理と血糖測定の確認、フットケアを行う
血糖値に配慮した食事内容の栄養指導を行う
食事内容に配慮して食事の準備と買い物を行う
入浴時に皮膚と足の状態を観察する
糖尿病内科の定期受診に同行し、検査結果を共有する
服薬管理を支援し、飲み忘れ・残薬を確認する
低血糖時の症状と対応(ブドウ糖の摂取・連絡先)を本人・家族・各事業所で共有する
体重と血糖値を定期的に記録し、関係者で共有する
体調不良時(シックデイ)の対応手順を主治医と作成し、本人・家族・事業所で共有する
第5表「居宅介護支援経過」に書く文例
訪問して確かめたこと、目標の達成ぐあいを残す欄です。
第5表「居宅介護支援経過」の様式と同じ列の並びです。文例は「内容」の欄に貼ります。
年月日
訪問・電話などを行った日付
項目
「モニタリング」「電話連絡」など、記録の種類
モニタリング
第5表居宅介護支援経過・モニタリング記録に使える表現です。 → 第5表の文例をもっと見る
血糖値は空腹時120〜140mg/dLで概ね安定して推移している。
インスリン自己注射は手順書を用いて自立して実施できている。
訪問看護師によるフットケアにより、足白癬の改善が見られる。
間食の回数が減り、体重は前回より1.5kg減少した。
低血糖症状の訴えが1回あったが、補食で対応できたことを確認した。
「甘いものを我慢するのがつらい」との発言があり、管理栄養士と相談する予定である。
主任ケアマネの視点:糖尿病の方を担当するときに確かめていること
文例だけでは伝わりにくい、プランを立てる前後に私が確かめていることです。アセスメント・連携・モニタリングに分けています。医療的な判断は、主治医の指示に沿ってください。
アセスメントで確かめること
- 食事と服薬(インスリンを含む)を、誰が・どこまで管理しているか
- 低血糖のときの症状を、ご本人や家族が知っていて、対応できるか
- 足の傷や、しびれ、見えにくさなど、合併症につながる変化
プランに入れておきたい連携
- 食事の支援や配食を入れる場合は、主治医の指示に沿った内容かを確かめる
- 足の観察やフットケアを、訪問看護や通所でどう担うかを決める
モニタリングで見る変化
- 食事の回数・内容と、低血糖や体調不良のエピソード
- 足の傷・皮膚の変化と、受診の状況
糖尿病に関連する場面別の文例
場面ごとにさらに多くの文例を掲載しています。