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第1表21・第2表27・モニタリング7/全55文例

【統合失調症】のケアプラン文例

服薬と生活リズムを支え、安心できる関係をゆっくりつくる|関連する状態:精神疾患・幻聴・妄想・意欲の低下・ひきこもり・服薬の中断

統合失調症の方の文例です。服薬と通院を続けること、生活リズムを保つこと、調子の変化に早く気づくことを軸に、ご本人のペースを大切にした関わりでまとめています。

脳・神経・こころ

服薬と通院の継続、生活リズム、調子の変化への気づきを軸にした、統合失調症の方の文例です。気分の落ち込みや不安が中心の方は うつ・精神疾患のケアプラン文例 →

最終更新:2026年10月5日/令和6年度介護報酬改定後の制度および現行の居宅サービス計画書標準様式に基づいて作成しています。

ご利用にあたって:掲載文例はすべて一般的な例文であり、特定の利用者・事例を示すものではありません。ご本人の状態・意向、主治医の指示、保険者・法人の様式ルールに合わせて、必ず内容を確認・修正してからお使いください。

このページの内容

書きたい欄をえらぶと、その文例まで移動します。

第5表モニタリングの記録に書くこと

視点主任ケアマネが確かめていること

第1表

第1表「居宅サービス計画書(1)」に書く文例

ご本人とご家族の意向、課題分析の結果、支援の方針を書く欄です。

第1表「居宅サービス計画書(1)」の様式と同じ並びです。行の名前は様式のとおりなので、同じ位置の欄へ貼ってください。

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果本人の意向・家族の意向・課題分析の結果を、この1つの欄にまとめて書きます

利用者の意向

第1表

「利用者及び家族の生活に対する意向」欄に使えます。ご本人の言葉に近い表現でまとめています。 → 第1表の文例をもっと見る

入院はしたくないので、このまま家で暮らしたい

人と会うのは疲れるが、決まった人となら話せる

薬は飲み続けるので、自分のペースで生活させてほしい

声が聞こえてつらいときに、話を聞いてほしい

掃除や食事のことを、手伝ってもらいながら続けたい

家族の意向

第1表

同じく第1表の意向欄。ご家族の思いを記載する際の表現です。 → 第1表の文例をもっと見る

薬を飲み忘れて、また具合が悪くならないか心配している

調子をくずしたときに、どこへ相談すればよいか知っておきたい

部屋にこもりがちなので、少しでも外に出る機会を持ってほしい

自分も高齢になり、この先だれが支えるのかが不安である

本人のペースを大切にしながら、穏やかに暮らしてほしい

課題分析の結果

第1表

「意向を踏まえた課題分析の結果」欄に、本人・家族の意向に続けて書く、課題分析の結果のまとめです。 → 第1表の文例をもっと見る

統合失調症により、服薬の管理が一人では難しく、飲み忘れや中断から、症状が再び強くなるおそれがある

意欲の低下があり、入浴・着替え・掃除などの身の回りのことが後回しになっている

幻聴や、被害的な受け止めがあるときは不安が強まり、食事や睡眠が乱れやすい

人との関わりに緊張が強く、外出の機会が少ないため、活動量と体力が低下している

金銭の管理や手続きが一人では難しく、支払いの遅れが生じている

主に支えている家族が高齢になっており、今後の支援体制を整える必要がある

介護認定審査会の意見及びサービスの種類の指定

認定結果の通知に記載があれば転記する欄です。文例はありません(「特になし」等)。

総合的な援助の方針

総合的な援助の方針

第1表

支援チーム全体の方向性を示す欄です。 → 第1表の文例をもっと見る

服薬と通院が続けられるよう支え、症状が安定した状態で、自宅での暮らしを続けられるよう支援します。

ご本人のペースを尊重し、同じ担当者が関わることで、安心できる関係をゆっくりつくります。

調子の変化のサイン(眠れない・食べられない・独り言が増えるなど)を関係者で共有し、早めに主治医へつなぎます。

身の回りのことは、できている部分を生かしながら、一緒に行う形で支援します。

ご家族の不安や負担をうかがい、相談先を整理して、家族だけで抱え込まない体制をつくります。

生活援助中心型の算定理由

訪問介護の生活援助中心型を位置づけるときだけ、1〜3のいずれかを選ぶ欄です。文例はありません。

第2表

第2表「居宅サービス計画書(2)」に書く文例

ニーズから長期目標・短期目標・サービス内容へと、つなげて書く欄です。

「サービス内容」と「サービス種別」は分けて書きます(記載要領)

記載要領(老企第29号)では、サービス内容=短期目標の達成に必要なサービスの内容と方針、※1=保険給付の対象なら○、サービス種別=その内容を担う事業者等の種別と事業所名(家族が担う部分は誰が行うか)、と分かれています。この列では文例を内容として載せ、その下に※1の目安と種別の候補(押すとコピー)を付けています。

第2表「居宅サービス計画書(2)」の様式と同じ列の並びです。ニーズ → 長期目標 → 短期目標 → サービス内容 と、左から右へつなげて選んでください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)目標援助内容
長期目標(期間)短期目標(期間)サービス内容 / ※1 / サービス種別

ニーズ

第2表

「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」欄。ご本人主体の表現にしています。 → 第2表の文例をもっと見る

薬を飲み忘れずに、落ち着いた気持ちで暮らしたい

調子が悪くなる前に、だれかに相談できるようにしたい

部屋を片づけて、清潔な環境で過ごしたい

食事をきちんととり、体調を保ちたい

安心できる場所で、人と関わる機会を持ちたい

お金や手続きのことで、困らないようにしたい

長期目標

第2表

おおむね6か月〜1年で目指す状態像です。 → 第2表の文例をもっと見る

服薬と通院を続け、症状が安定した状態で、自宅での生活を続けることができる

調子の変化に早めに気づき、入院せずに過ごすことができる

身の回りのことを、支援を受けながら自分で続けることができる

週に数回は外出し、人と関わる機会を持つことができる

金銭や手続きの心配なく、安心して暮らすことができる

短期目標

第2表

3か月程度で達成を目指す、具体的で評価しやすい目標です。 → 第2表の文例をもっと見る

服薬カレンダーを使い、毎日決まった時間に薬を飲むことができる

決められた間隔での通院を、欠かさず続けることができる

眠れない・声が気になるなど、つらいときに支援者へ伝えることができる

ヘルパーと一緒に、週1回は部屋の掃除とごみ出しができる

1日2食以上、食事をとることができる

週1回、通所の場に出かけて過ごすことができる

支払いの予定を、支援者と一緒に確かめることができる

サービス内容

第2表

「サービス内容」欄。内容(何をどうするか)だけを書き、担う事業者等は「サービス種別」欄に書きます。 → 第2表の文例をもっと見る

服薬の状況と、睡眠・食事・気分の変化を確認し、主治医に報告する

医療保険※1 -種別(押すとコピー)

薬を一包化し、服薬カレンダーにセットする。残っている薬を確認する

介護保険※1 ○種別(押すとコピー)

本人と一緒に、掃除・洗濯・ごみ出しを行う

介護保険※1 ○種別(押すとコピー)

入浴や着替えの声かけと見守りを行い、必要な部分を介助する

介護保険※1 ○種別(押すとコピー)

少人数の落ち着いた環境で、他者と過ごす機会を持つ

介護保険※1 ○種別(押すとコピー)

栄養のバランスがとれた食事を届け、あわせて安否を確認する

保険給付外※1 -種別(押すとコピー)

日常の金銭管理と、福祉サービスの利用手続きを支援する

保険給付外※1 -種別(押すとコピー)

調子の変化のサインと連絡先を関係者で共有し、主治医・保健所と連携する

居宅介護支援※1 -種別(押すとコピー)

本人の様子の変化に気づいたら、支援者に伝える

家族※1 -種別(押すとコピー)
第5表

第5表「居宅介護支援経過」に書く文例

訪問して確かめたこと、目標の達成ぐあいを残す欄です。

第5表「居宅介護支援経過」の様式と同じ列の並びです。文例は「内容」の欄に貼ります。

年月日

訪問・電話などを行った日付

項目

「モニタリング」「電話連絡」など、記録の種類

モニタリング

第5表

居宅介護支援経過・モニタリング記録に使える表現です。 → 第5表の文例をもっと見る

服薬カレンダーの使用で、この1か月の飲み忘れは2回であった。訪問看護の声かけを継続する。

通院は予定どおり続けられている。主治医より、処方の変更はないとのこと。

夜に眠れない日が続くと本人より訴えがあり、訪問看護を通じて主治医に報告した。

ヘルパーと一緒に行う掃除は定着している。ごみ出しは、声かけがあれば自分で行えている。

食事は1日2食とれている。配食の利用で、栄養の偏りは改善している。

通所は週1回の利用が続いている。決まった席で、職員と短い会話ができている。

支払いの遅れはみられていない。金銭管理の支援について、本人・家族と相談を始めた。

主任ケアマネの視点:統合失調症の方を担当するときに確かめていること

文例だけでは伝わりにくい、プランを立てる前後に私が確かめていることです。アセスメント・連携・モニタリングに分けています。医療的な判断は、主治医の指示に沿ってください。制度の扱いは、保険者(市町村)の判断や改定で変わることがあります。

アセスメントで確かめること

  • いまの症状(幻聴・被害的な受け止め・意欲の低下)と、本人がいちばん困っていること
  • 服薬をだれが管理しているか。飲み忘れや、自分でやめてしまった時期がなかったか
  • 調子をくずす前のサイン(眠れない・食べない・独り言が増える・部屋から出ない)を、家族や以前の支援者から聞く
  • 金銭管理・手続き・近所との関係で、困りごとが起きていないか
  • 家族の年齢と健康状態。この先の暮らしを、だれと一緒に考えていくか

プランに入れておきたい連携

  • 精神科訪問看護指示書にもとづく訪問看護は、要介護認定を受けている方でも医療保険からの給付になります(認知症が主な病名の場合を除く)。支給限度額に入らないので、訪問看護ステーションと確認しておく
  • 通院の医療費は、自立支援医療(精神通院医療)の対象になることがあります。精神障害者保健福祉手帳とあわせて、市町村の窓口で確認する
  • 65歳になる前から障害福祉サービスを使っていた方は、相談支援専門員と引き継ぎを行い、これまでの支援者との関係を切らさない
  • 調子をくずしたときの連絡の順番(主治医・訪問看護・家族・保健所)を、紙に書いて共有しておく

モニタリングで見る変化

  • 服薬と通院が続いているか
  • 睡眠・食事・入浴など、生活リズムの変化
  • 表情や口数、独り言、訪問時の受け入れの様子
  • 部屋の様子、郵便物や支払いのたまり具合
  • 家族の疲れと不安

統合失調症に関連する場面別の文例

場面ごとにさらに多くの文例を掲載しています。

服薬管理・健康管理第1表の文例第2表の文例
社会参加・趣味・生きがい第1表の文例第2表の文例

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春名太郎 監修・作成:春名 太郎主任介護支援専門員/在宅医療クリニック 統括/HARUIRO LLC

ケアマネジャー最大15名が在籍する居宅介護支援事業所(特定事業所加算Ⅰ)で管理者を務め、自らも50名以上の利用者を担当してきました。現在は在宅医療クリニック 統括として、医療と介護の連携に運営の立場から関わっています。記録に何年も苦しんだ経験と、医療の側から見える連携の視点をあわせて、このツールをつくっています。介護職員初任者研修・実務者研修(介護過程Ⅲ)の講師。
掲載している文例は実務での使いやすさを基準に整理していますが、必ずご本人の状態・意向と保険者のルールに合わせて修正してお使いください。
開発の経緯と運営者情報 → / 𝕏 @TaroHaruna
運営:HARUIRO LLC(合同会社HARUIRO)

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