ケアプランAI(AIケアプラン)とは|無料で使える12のAIツールと、4つの型の選び方・個人情報の守り方
ケアプランAI(AIケアプラン)は、ケアプランを作る仕事をAIが手伝う道具です。「AIが作る」と聞くと判断まで任せるように感じるかもしれませんが、実際に任せられるのは、メモや書類を様式の言葉に整える「下書き」のところです。この記事では、ケアプランAIの種類と選び方、無料で使える方法、個人情報を守りながら使うときの注意を、居宅のケアマネジャーの目線でまとめました。
AIで下ごしらえする
最終更新:2026年10月11日/令和6年度介護報酬改定後の制度および現行の居宅サービス計画書標準様式に基づいて作成しています。
この記事の内容
ケアプランAI(AIケアプラン)とは
ケアプランAIは、ケアプラン(居宅サービス計画書や、介護予防サービス・支援計画書など)を作る仕事を、AIが手伝う道具のことです。「AIケアプラン」と呼ばれることもあります。大きく分けて、2つの種類があります。
- 見通しや案を示す型:たくさんの事例のデータをもとに、状態の見通しや、サービスの組み合わせの案を示すもの。介護ソフトの会社の製品に見られる形です。
- 文章を下書きする型:ChatGPTやGeminiのような生成AIで、メモ・書類・録音を、様式の欄に合う文章に整えるもの。
どちらの型でも、AIが出すのは案や下書きです。アセスメント、ご本人・ご家族との合意、サービス担当者会議での確認は、これまでどおりケアマネジャーが行います。
「ケアプランAI」と「AIケアプラン」は、同じものを指す言葉として使われています。製品名として「AIケアプラン」を名乗るものもあれば、「ケアプランAI」「ケアプラン作成AI」と呼ぶ記事もあります。このページでは、どちらの言葉で探してきた方にも同じ内容が届くよう、両方を使っています。
ケアマネのミカタのAIは、2つめの「文章を下書きする型」です。登録なし・無料で、アセスメントから第1表・第2表、担当者会議、支援経過、点検まで、12の道具がつながっています。
AIケアプランのメリットとデメリット
ケアプランAIを使うと何が変わるか、よい点と気をつける点を分けて書きます。どちらも、使い方しだいで大きくも小さくもなります。
メリット
- 白紙から書き始めなくてよい:メモや書類から下書きが出るので、「何から書くか」で手が止まる時間が減ります。
- 様式の言葉に整えやすい:話し言葉のメモが、欄に合った文章になります。記録の書き方に慣れていない方ほど助かる場面が多いと感じます。
- 見落としに気づける:アセスメントの項目順に下書きが出たり、ケアプランの根拠のつながりを点検したりできます。
- 利用者と向き合う時間に回せる:書類にかかっていた時間の一部を、面談や連絡に使えます。
デメリット・気をつける点
- 入れていないことまで書かれることがある:AIは「それらしい文」を作ります。事実かどうかは、必ず人が確かめます。
- 個人情報の扱い:お名前や住所をそのまま入れないなど、事業所の決まりに沿った使い方が要ります(個人情報を守るために)。
- 定型文に寄りやすい:下書きをそのまま使うと、どの計画も似た文になります。その方の言葉や状況を足して仕上げます。
- 判断は代わってもらえない:アセスメント、合意、担当者会議はこれまでどおりケアマネジャーが行います。AIはその材料を整える道具です。
有料の製品は、介護ソフトとの連携や、見通しの予測など、無料の道具にはない機能を持つものがあります。事業所の規模や使い方に合わせて、4つの型から選んでください。
AIに任せられること、任せてはいけないこと
ケアプランの仕事を分けてみると、AIが得意なのは「集めた情報を、様式の欄に合った文章に整える」ところです。訪問のメモを支援経過の文章にする、アセスメントの内容を課題整理総括表の欄に振り分ける、といった作業がこれに当たります。
一方で、ご本人やご家族の話を聴くこと、状態を見立てること、サービスを調整して合意をつくること、最終的に計画として確定させることは、これまでどおりケアマネジャーの仕事です。運営基準で定められたアセスメントやサービス担当者会議の手順も、AIを使っても変わりません。
| AIに任せやすいこと | ケアマネジャーが行うこと | |
|---|---|---|
| 記録 | 断片的なメモや録音を、支援経過の文章に整える | 何が起きたか、何を判断したかの確認 |
| アセスメント | 書類や聞き取りの内容を、項目ごとに振り分ける | 聞き取り、観察、足りない情報の確認 |
| 課題整理総括表 | 阻害要因や見通しの案を出す | 要因の妥当性、見通しの判断 |
| 第1表・第2表 | 意向やニーズの言い回しの案を出す | ご本人の言葉の確認、担当者会議での合意 |
AIの下書きは、あくまでたたき台です。時間が浮いた分を、ご本人と話す時間や確認に回せるかどうかが、使いこなしの分かれ目だと感じます。
無料で始められるものを含む、ケアプランAIの4つの型
「ケアプラン AI」で探すと、いろいろなサービスが出てきます。仕組みで分けると、おおむね次の4つの型になります。料金や機能はサービスごとに変わりやすいので、ここでは型ごとの特徴で整理します。
| 型 | どんなものか | 費用の目安 | 向いている方 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|---|
| ① 介護ソフトに組み込まれたAI | お使いの介護ソフトの中で、プランや記録の下書きを作る | ソフトの契約に含まれる/追加の料金 | 事業所でそのソフトを使っている方 | 導入は事業所単位。使えるかは契約しだい |
| ② 有料のクラウド型サービス | 専用のサービスに入力して、下書きや帳票を作る | 月額や件数ごとの料金(無料体験があることも) | 保存・様式での出力・連携まで一度にしたい方 | 入力した内容はサービス側に保存されることが多い。規約と保存先の確認を |
| ③ 汎用AI(ChatGPT・Gemini・Copilotなど) | いつも使っているAIに、メモと頼みたいことを貼り付ける | 無料プランあり | まず気軽に試したい方 | プランや設定によっては、入力内容が学習に使われることがある |
| ④ ブラウザで完結するツール+自分のAIのキー | ツールがAIへの頼み方を組み立て、ブラウザから直接AIに送る | AI側の無料枠の範囲で使える | 費用をかけず、事業所外のサーバーに記録を預けたくない方 | 最初にAIのキーを受け取る手間がある。無料枠には回数の上限がある |
どれが正解というより、事業所のルールと、何を優先したいかで選ぶものです。保存や帳票の出力まで一つで済ませたいなら②、まずは費用をかけずに試したいなら③か④、という選び方が現実的です。
ケアマネのミカタのAIツールは④の型です。登録は要らず、入力した内容をこのサイトのサーバーに保存しません。Google の無料のキーを1回登録して使います。ChatGPT・Copilotなど、ほかのAIを使いたい方は、③のように「いつものAIに貼り付けて使う」方法も選べます。
個人情報を守るために、入れないもの・置き換えるもの
どの型を使う場合でも、いちばん大事なのはAIに何を入れるかです。事業所の個人情報の取扱い規程と、厚生労働省の「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」に沿って、事業所としての使い方を決めておくと安心です。
無料のAIに下書きを頼むときは、少なくとも次のように置き換えています。
- お名前は「本人」「長女」「主介護者の夫」などに置き換える
- 住所・電話番号・生年月日・被保険者番号は入れない(様式に書く段階で、介護ソフト側で入れる)
- 病院名・事業所名・担当者名は「主治医」「通所介護」などの役割に置き換える
- 珍しい病名や出来事の組み合わせで地域の人が読めば分かるような書き方は、少しぼかす
- 無料プランや無料枠では、入力内容がサービスの改善に使われる場合があることを前提にする
写真や書類を読み込ませる場合も同じです。お名前や住所の部分は、撮る前に隠すか、切り取ってから入れてください。
ケアマネのミカタのケアプランAI|無料の12の道具
このサイトのケアプランAIは12あり、すべて無料・登録不要で、ブラウザだけで動きます。使い方は、どの道具も同じ3つの流れです。
- 1用意する手元のメモ、書類の写真やPDF、面談の録音。きれいにまとめなくて大丈夫です。あるものだけで始められます。
- 2AIと壁打ちする足りない所は、AIのほうから聞いてきます。答えても、答えずに進めても構いません。下書きが出たあとも、「もっと短く」「事実だけに」と、納得がいくまで言い直してもらえます。
- 3必要な文章だけ取り出す下書きは、様式の欄ごとに分かれて出てきます。確かめた欄だけをコピーして、お使いの介護ソフトに貼り付けます。使わない欄は、そのままで構いません。
アセスメントから順に使うと、前の道具の下書きを持ったまま、次の道具へ進めます。途中の道具から使い始めても大丈夫です。入力した内容は、このサイトのサーバーに残りません。
やりたいことから、道具を選ぶ
アセスメント・課題を整理する
- ① 用意するもの
- 認定調査票、主治医意見書、前回のアセスメント、面談のメモや録音。手元にあるものだけで始められます。
- ② AIと進めること
- 認定調査の項目は、自動で転記されます。書類に書かれていない所は、AIのほうから質問します。
- ③ 取り出せるもの
- 居宅サービス計画ガイドライン Ver.3 のアセスメント用紙の項目順の下書き。項目ごとにコピーできます。
- ① 用意するもの
- アセスメントの下書き。アセスメントAIから、そのまま持ち越せます。
- ② AIと進めること
- 内容を6つの箱に振り分けます。置き場所がしっくりこない所は、言い直して調整できます。
- ③ 取り出せるもの
- 健康状態・心身機能/身体構造・活動・参加・環境因子・個人因子の、箱ごとの整理。
- ① 用意するもの
- アセスメントの下書き、認定調査票。
- ② AIと進めること
- 阻害要因①〜⑥の案をAIが出すので、確かめて直します。見通しは、考えるきっかけとして使えます。
- ③ 取り出せるもの
- 状況の事実25行・見通し・ニーズ案。Excelと印刷(A4横1枚)でも出せます。
ケアプランをつくる(第1表・第2表)
- ① 用意するもの
- アセスメントのPDF、面談のメモや録音。ご本人とご家族の思いは、食い違っていてもそのまま入れます。
- ② AIと進めること
- AIの確認に答えながら、意向・課題分析の結果・方針をまとめます。
- ③ 取り出せるもの
- 利用者及び家族の意向(課題分析の結果)と、総合的な援助の方針。そのまま第2表AIへ進めます。
- ① 用意するもの
- アセスメントや総括表の下書き、第1表の意向。前の道具から持ち越せます。
- ② AIと進めること
- ニーズごとに、長期目標・短期目標・サービス内容の案が出ます。言い回しは、言い直して整えます。
- ③ 取り出せるもの
- 様式どおりの表。ニーズ・長期目標・短期目標・サービス内容を、マスごとにコピーできます。
会議・記録をまとめる(第4表・第5表・モニタリング)
- ① 用意するもの
- 会議のメモや録音、ケアプラン。会議の前は、どんな会議かを選ぶところから始めます。
- ② AIと進めること
- 会議の前は持っていくひな形を、会議のあとは要点のまとめをつくります。メモにない合意は足しません。
- ③ 取り出せるもの
- 検討した項目・検討内容・結論・残された課題の4つの欄。欄ごとにコピーできます。
- ① 用意するもの
- 話した言葉(音声で入力できます)、手書きメモの写真、録音。単語や走り書きのままで大丈夫です。
- ② AIと進めること
- 「もっと短く」「事実だけに」など、長さや書きぶりを言い直してもらえます。
- ③ 取り出せるもの
- 支援経過の記録文。事故報告や、関係機関への連絡文もつくれます。
- ① 用意するもの
- 訪問や電話のメモ、録音。
- ② AIと進めること
- 足りない所は、AIが質問します。答えずに、そのまま進めることもできます。
- ③ 取り出せるもの
- 目標の達成状況・サービスの実施状況・ご本人の受け止めの記録。
できたケアプランを見直す
- ① 用意するもの
- ケアプラン(第1表〜第3表)のPDFや写真。要支援の方の介護予防サービス・支援計画書(予防プラン)も点検できます。
- ② AIと進めること
- 直したほうがよい所を、「いま・なぜ・直した文」の形で示します。
- ③ 取り出せるもの
- 直した文だけをコピーできます。修正後の計画も、様式の並びで出ます(直した所は赤字)。
理由書をつくる
- ① 用意するもの
- 自治体の書式(PDF・Word・Excel)、アセスメント。
- ② AIと進めること
- 書式の欄を読み取り、欄ごとに必要な理由を下書きします。
- ③ 取り出せるもの
- 欄ごとの文。Word・Excelの書式なら、そのまま書き込んだ形で保存できます。
- ① 用意するもの
- 自治体の書式、改修する場所の写真。
- ② AIと進めること
- 動作ごとの困りごとから、改修の方針までを、書式の欄に合わせて下書きします。
- ③ 取り出せるもの
- 欄ごとの文。Word・Excelの書式なら、そのまま書き込んだ形で保存できます。
要支援の方の計画をつくる
- ① 用意するもの
- 保険証、認定調査票(主治医意見書が一緒でも大丈夫です)。
- ② AIと進めること
- 足りない情報は、AIがひとつずつたずねます。答えられないときは、そのまま進められます。
- ③ 取り出せるもの
- 介護予防サービス・支援計画書の、様式の欄ごとの下書き。
まずは、無料のキーを受け取って使う
Google の無料のキーを1回登録すると(3分ほど・クレジットカードは要りません)、メモ・書類・録音をこの画面でそのまま読み取り、様式の欄ごとの下書きまで一度に進みます。登録の前に、「見本で試してみる」で、できあがりを先に見ることもできます。
AI記録ツールを開く →ChatGPT・Copilotなど、ほかのAIを使いたい方は、いつものAIに貼り付けて使う入口からどうぞ。
厚生労働省の動向|令和8年版厚生労働白書は、AIをどう位置づけているか
2026年に出た「令和8年版厚生労働白書」は、第1部の主題を「これからの医療・介護・福祉の現場で働くことを考える」とし、第2章をまるごと、2040年に向けたテクノロジー(ICT・AI・ロボット等)の活用による生産性向上にあてています。ケアプランとAIに関わる所を、白書の記述に沿って拾います。
記録・文書作成へのAI活用は、効果が示されている
- 医療の現場:看護記録や診療関連文書に音声入力や生成AIを使った事例で、業務時間外の記録時間が1勤務あたり平均92.2分から59.2分(約36%減)になった、生成AIによる退院時サマリの作成が1時間から20分になった、といった事例が図表とともに紹介されています。
- 介護の現場:介護記録ソフトやスマートフォン・タブレットでの記録入力、音声入力などで、「記録・文書作成・連絡調整」の時間が職員1人・1勤務あたり約6分(49.1分→43.2分)減ったという調査結果が示されています。介護記録ソフトなどの介護業務支援機器の導入率は、居住系・入所系で2022年度の10.2%から2025年度は56.4%に上がった一方、訪問系・通所系の居宅サービスでは低いとされています。
ケアプランそのものへのAIは「これから」
- 医療機関のAI関連機能の利用率を示した図表では、「ケアプラン・リハ計画」へのAI利用は全体で0.1%と、翻訳(26.4%)や転倒検知・見守り(19.6%)に比べてごくわずかです。
- 2040年頃の介護の姿として、「AIが蓄積された情報を整理・分析することで、職員は利用者の状態変化や日常生活上の選択肢をより的確に把握し、専門的な判断のもとで最適なケアプランを検討できるようになっている可能性がある」と書かれています。障害福祉の分野でも「AIによる支援計画の検討支援」が進む可能性に触れています。
- つまり白書の中では、ケアプランAIは判断を代わるものではなく、専門職の判断を支える材料を整えるものとして描かれています。このページの「AIに任せられること、任せてはいけないこと」と同じ考え方です。
ケアプランのデータ連携と介護情報基盤
- ケアプランデータ連携システム:居宅介護支援事業所とサービス事業所の間で毎月やり取りするケアプラン(計画・予定・実績)をオンラインで送受信する仕組みで、2023年度から国民健康保険中央会で本格稼働しています。2025年6月からのフリーパス措置や、2026年度介護報酬改定で介護職員等処遇改善加算の上乗せ区分の要件としたことなどにより、利用率は2026年6月末時点で49.9%まで上がった、とあります。
- 介護情報基盤:要介護認定情報・被保険者証情報・ケアプランに関する情報などを関係者間で電子的に共有する仕組みで、2026年4月以降、準備が整った自治体から順次利用が始まるとされています。ケアプランデータ連携システムは、この基盤との統合が予定されています。
現場の生成AI利用と、個人情報の課題
白書は取材事例の中で、音声を文字起こし・要約して面談記録や支援計画の下書きを作るAIアプリを自社開発した福祉事業者を紹介しています。その事業者の民間調査(2025年12月公表)では、生成AIを記録作成に使った経験がある職員が48.2%にのぼる一方、「汎用AIの無断利用が個人情報流出リスクを伴うこと」が普及の課題として挙げられています。国の数字ではなく民間の調査ですが、現場の実感と重なる方は多いのではないでしょうか。使うなら、個人情報を守るために、入れないもの・置き換えるものを決めてから、が前提になります。
出典:厚生労働省「令和8年版厚生労働白書」第1部第2章(PDF)。数字は白書に掲載された図表・事例・引用調査によるもので、記述の範囲で要約しています。
はじめて使うときの3ステップ
- ツールを開いて、あったことを入れる。話し言葉のまま、順番はバラバラで構いません。メモの写真や録音でも入れられます。
- 「つくる」を押して、AIに書いてもらう方法を選ぶ。はじめてのときは、Google の無料のAIを使うための「キー」を受け取る画面が出ます(最初の1回だけ・3分ほど、クレジットカードの登録は要りません)。ChatGPT・Copilotなど、ほかのAIを使いたいときは、その画面のいちばん下にある「いつものAIに貼り付けて使う」を押します。
- 下書きを確かめて、欄ごとにコピーする。次の見出しの確認のしかたで見直してから、介護ソフトに貼り付けます。
キーは、その端末のブラウザの中だけに保存されます。共用のパソコンではキーを登録しないか、使い終わったら「終了する」から消してください。
AIの下書きを、そのまま使わないための確認
AIは、もっともらしい文章を作るのが得意です。その分、書いていないことを補ってしまうことがあります。貼り付ける前に、次の6つだけは確かめるようにしています。
- 事実と推測が混ざっていないか。「〜と思われる」をAIが事実のように書き換えていないか
- ご本人の言葉が、要約で消えていないか。意向の欄は、できるだけ本人の言い回しを残す
- 数字・日付・回数・サービスの種類が、メモと合っているか
- ニーズや目標の主語が、ご本人になっているか
- 話していない約束や、入れていないサービスが足されていないか
- お名前や固有名詞が残っていないか(介護ソフトに貼る段階で入れる)
確かめた結果、直すところが多い場合は、メモの書き方を少し変えるだけで下書きが安定することもあります。「いつ・誰が・何を」を1行ずつ書くのがおすすめです。
どんな場面で使うと、時間が浮くか
- 訪問から戻った直後の支援経過:移動中に話したメモや録音から、その日のうちに下書きまで進められる
- サービス担当者会議の要点:会議の録音やメモから、検討した項目・結論・残された課題に分けて整理できる
- 更新時のアセスメント:前回のアセスメントと新しい認定調査票を比べて、変わったところを拾いやすくなる
- 課題整理総括表の見通し:いちばん手が止まる欄の、考えるきっかけになる
- 要支援の方の予防プラン:4つのアセスメント領域への振り分けの下書きに使える
反対に、判断に迷っているケースほど、AIの下書きより先に、事業所内や主治医に相談するほうが早いこともあります。
事業所で使うときに、決めておくこと
一人で試すのと、事業所として使うのとでは、決めておくことが変わります。はじめに次の5つを話し合っておくと、あとで迷いません。
- 使ってよいAIとツール(有料サービスの契約、無料のAIの利用可否)
- AIに入れてはいけない情報(上の「入れないもの・置き換えるもの」を事業所の言葉にする)
- 下書きの確認を誰がするか(本人の確認で足りるか、管理者も見るか)
- 端末とキーの扱い(共用のパソコンでキーを登録しない、退職時に消す)
- 利用者・ご家族への説明が必要か(事業所の個人情報の取扱い規程に沿って判断する)
AIの使い方は、これからも変わっていくと思います。こういう使い方がやりやすい、ここが不安、といった声があれば、ぜひ教えてください。
よくある質問
同じものを指す言葉として使われています。製品名として「AIケアプラン」を名乗るものもあれば、「ケアプランAI」「ケアプラン作成AI」と呼ぶ記事もあります。中身は、見通しや案を示す型と、文章を下書きする型に分かれます。
白紙から書き始めなくてよくなり、様式の言葉に整えやすくなります。見落としに気づける場面もあります。一方で、入れていないことまで書かれることがあるため、事実かどうかの確認と、その方の状況を足して仕上げる手間は残ります。
ケアプランを作る仕事をAIが手伝う道具のことで、「AIケアプラン」と呼ばれることもあります。大きく分けて、たくさんの事例のデータから見通しやサービスの案を示す型と、生成AIでメモや書類を様式の欄に合う文章に下書きする型があります。どちらも、出てくるのは案や下書きで、判断と確認はケアマネジャーが行います。
無料で使えるものがあります。ケアマネのミカタのAIツールは12すべて無料・登録不要で、ブラウザだけで動きます。Google のAIのキー(無料の範囲あり・クレジットカード不要)を1回登録して使います。ChatGPTやCopilotなど、ほかのAIを使いたい方には、貼り付けて使う方法も用意しています。
運営基準は、アセスメントやサービス担当者会議など、ケアマネジャーが行う手順を定めています。AIで文章の下書きを作っても、その手順と最終的な判断をケアマネジャーが行っていれば、下書きの道具を使っていることと考えられます。保険者や事業所の方針がある場合は、それに従ってください。
Google AI Studio でキーを作ること自体は無料で、無料で使える範囲があります。クレジットカードの登録は要りません。無料の範囲には、1分あたり・1日あたりの回数の上限があります。
無料のプランや無料枠では、入力した内容がサービスの改善に使われる場合があります。お名前は「本人」「長女」などに置き換え、住所や電話番号などは入れないでください。ケアマネのミカタのツールは、入力内容をこのサイトのサーバーに保存しません。
できます。キーを受け取る画面のいちばん下にある「いつものAIに貼り付けて使う」を押すと、ChatGPT・Copilotなどに貼り付けるための頼み方(プロンプト)をこのサイトが組み立てます。貼り付けて送り、出てきた文章を貼り戻す手順になり、書類はAIの画面で直接添付します。ふだんは、Google の無料のキーを登録して使う方法をおすすめしています。貼り付けの往復がなく、書類や録音をこの画面でそのまま読み取れるためです。
ブラウザで動くので、スマートフォンでも使えます。訪問先で撮ったメモの写真や、移動中の録音から下書きを作ることもできます。