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AI記録ツールの使い方

はじめの準備から、道具の選び方、できた下書きの仕上げ方、よくある質問まで。
知りたいところから読んでください。

  1. 1キーを受け取る最初の1回だけ・3分ほど。無料です。
  2. 2メモ・声・写真を入れる単語や走り書きのままで大丈夫です。
  3. 3読んで直して、コピー介護ソフトに貼り付けて仕上げます。

はじめに、キーを受け取る最初の1回だけ

「キー」は、Google に「この人が使っています」と伝えるための長い文字列です。料金はかかりません。クレジットカードの登録も要りません。Google のアカウント(Gmail)があれば、3分ほどで終わります。

流れを動画で見る(35秒)

画面の動きだけを、声と字幕でご案内します。音を出せない場所でも、字幕でわかります。

Google の画面では、画面が3回変わります。

  1. 1右上の「API キーを作成」を押す

    Google AI Studio の「API キー」の画面です。はじめてのときは、利用規約の確認が出ることがあります。

    Google の画面の右上にある「API キーを作成」のボタン
  2. 2小さな画面が出たら、何も変えずに「キーを作成」

    題名は「新しいキーを作成する」です。名前やプロジェクトは、そのままで大丈夫です。

    「新しいキーを作成する」の画面の右下にある「キーを作成」のボタン
  3. 3一覧に出たキーの右の「コピー」を押す

    四角が2つ重なった形のボタンです。

    キーの右にある、四角が2つ重なったコピーのボタン
  4. 4このサイトに戻って貼り付け、「登録してはじめる」

    AIの画面で「つくる」を押すと、キーの入れ場所が出ます。「コピーしたキーを貼り付ける」を押すと、キーが入ります。

AIの画面で登録する画面の一問一答が、1つずつご案内します。

キーを使うときの約束

  • キーは、お使いのブラウザの中だけに保存します。このサイトのサーバーには送りません。
  • 共用のパソコンでは登録しないでください。使い終わったら「終了する」→「キーを消して終了」。
  • キーは、パスワードと同じくらい大切です。人に見せたり、メールで送ったりしないでください。
  • 無料のキーで送った内容は、Google のサービス改善に使われる場合があります。氏名・住所などは入れないでください。
  • 職場のパソコンで使う前に、AIの業務利用のルールを管理者にご確認ください。

どの道具を使う?

ケアマネジメントの順に並べています。どれも同じキーで使えます。

前の道具でできた内容は、次の道具に持っていけます(アセスメント → ICF整理 → 課題整理総括表 → 第2表)。AIを使わずに探すときは、第1表・第2表・予防プラン・疾患別の文例集をどうぞ。

入れ方のコツ

きちんとした文章にしなくて大丈夫です。単語・走り書き・話し言葉のままで入れてください。

声で入れる

入力欄の上の緑のマイクを押して話すと、そのまま文字になります(Chrome・Edge)。スマホは、キーボードのマイクからでも入れられます。区切ってゆっくり話すと、よく拾います。専門用語の変換ちがいは、AIが直します。

録音ファイルを文字に

担当者会議や面談を録音したファイル(mp3・m4a・wav など)を選ぶと、文字に起こしてから下書きします。録音はご本人・ご家族の了解を得てから。くわしくは録音から記録をつくる方法へ。

写真・PDFを選ぶ

FAXの報告用紙や、自分で書いた手書きのメモを、明るいところで真上から撮って選びます。撮る前に、氏名の欄は紙や付箋で隠してください。

まず見本で試す

キーがなくても、「見本で試してみる(キー不要・10秒)」で、できあがりとコピーまでを試せます。

できた下書きの仕上げ方

  • 全文を読みます。メモにない事実が入っていたら消します。AIは、もっともらしい文を足すことがあります。
  • AIが質問してきたら、「自分の言葉で伝える」に答えを書いて送ります。「わからない」でも大丈夫です。
  • 思いどおりでないときは、AIの画面の「✏️ 直したいところがある」を押して、頼み直します。何度でも言い直せます。

言い直し集(14本)

こんな頼み方ができます。「ボタンで頼める」の6つは、AIの画面の「言い直してもらう」に並んでいて、「つかう」を押すだけです。ほかは「自分の言葉で伝える」に、下の言い方で書いて送ってください。

長さ・読みやすさを変える

もっと短くボタンで頼める
いまの文章を、大事な内容は残したまま、半分くらいの長さに短くしてください。
もっとくわしく
いまの文章を、もう少しくわしく書いてください。ただし、私が伝えていない事実を付け足さないでください。書き足せる材料がない場合は、その旨を先に教えてください。
やわらかい言い方にボタンで頼める
いまの文章の意味は変えずに、かたい専門用語をやわらげ、他職種が読んでも分かる言葉に書き直してください。ただし、介護保険の記録として必要な用語は残してください。
箇条書きをやめて、文章に
箇条書きや見出し記号(#、*、-)を使わず、つながった文章だけで書き直してください。記録ソフトにそのまま貼れる形にしてください。

記録として正しくする

事実だけにするボタンで頼める
いまの文章から、推測や評価の表現を取りのぞき、私が実際に見聞きした事実だけの記述にしてください。取りのぞいた箇所は、あとで一覧にして教えてください。
発言と観察を分ける
本人・家族の発言は「〜と話された。」の形にし、私が観察したことと、はっきり区別できるように書き直してください。
ケアプランと結びつけるボタンで頼める
いまの文章を、ケアプランの目標に対する達成状況が読み取れるように書き直してください。どの目標に対する記述なのかが分かる書き方にしてください。
足りない視点を教えてボタンで頼める
いまの記録に、ケアマネジャーの記録として足りない視点があれば指摘してください。特に、実地指導や運営指導で不足を指摘されやすい点(アセスメントの根拠、意向の確認、モニタリングの視点、次の対応)に絞って、3つ以内で教えてください。
決めつけ表現をなくす
本人や家族を評価・断定するような表現(例:わがまま、協力的でない、困難事例)が含まれていれば、事実に基づく中立的な表現に書き直してください。どこを直したかも教えてください。
個人情報が残っていないか点検ボタンで頼める
いまの文章に、個人が特定できる情報(氏名、住所、地名、電話番号、事業所名)が残っていないか点検してください。残っていれば「本人」「長女」「訪問介護事業所」などの言い方に置きかえて、書き直したものを出してください。

もう一歩つかいこなす

別案をもう1つ
同じ内容で、書き出しと構成の違う案をもう1つ作ってください。2案を並べて出してください。
続きの訪問予定も整理して
この記録の内容から、私が次にやるべきこと(連絡先・確認事項・期限)を、記録本文とは別に箇条書きで3つ以内にまとめてください。
同じ書き方を覚えてもらう
いまの書き方(文体・長さ・構成)を覚えておいてください。このあと私が別のメモを渡したら、同じ書き方で記録文を作ってください。
家族へのお手紙にする
いまの記録の内容をもとに、ご家族にお渡しする報告文を作ってください。専門用語は使わず、ていねいな「です・ます」調で、200字程度にまとめてください。

こんなメモから、ここまで

説明のために作った架空の事例です。そのまま転記せず、ご自身の事例に置きかえてお使いください。

例1 訪問のあとの、ふつうの支援経過

記録の種類:支援経過記録(第5表)/分量:ふつう 250字/文体:常体

入れたもの 車の中で話した内容

今日10時ごろ訪問。娘さんも同席。
最近夜眠れないって、2週間くらい前から。
デイは週2回いってる。楽しいって言ってた。
お風呂が怖いって話。手すりが欲しいかも。
来週、内科の受診がある。血圧の薬。
膝の痛みは前より少しまし。

できたもの 支援経過(AIの下書き)

10時00分、モニタリングのため自宅を訪問。長女同席のもと、本人と面談した。本人より「2週間ほど前から夜眠れない」との訴えがあった。通所介護は週2回利用しており、「行くと楽しい」と話された。一方、入浴について「浴槽をまたぐのが怖い」との発言があり、長女からも手すり設置の希望が聞かれた。膝の疼痛については「以前より軽い」とのことで、屋内歩行に大きな変化は見られなかった。来週、内科受診(降圧剤処方)の予定を確認した。睡眠状況については、受診時に主治医へ相談するよう本人・長女へ助言した。福祉用具貸与事業者に、浴室手すりの適否について相談する予定とする。

ポイント:メモにない内容は足していません。「相談する予定とする」のような今後の対応は、AIが質問してきたときに答えた内容から作られます。

例2 単語だけのメモから、モニタリング記録へ

記録の種類:モニタリング記録/目標欄に「自宅内をつたい歩きで安全に移動できる」と入力

入れたもの 走り書き

訪看週1/リハ継続
つたい歩きOK 台所まで
夜間トイレ 2回 ふらつきあり
本人「もう少し歩けるように」
長女 週末のみ来訪 心配
デイ 満足
プラン変更 いまはなし

できたもの モニタリング記録(AIの下書き)

自宅を訪問し、本人および長女に対しモニタリングを実施した。「自宅内をつたい歩きで安全に移動できる」という目標については、日中は台所までつたい歩きで移動できており、達成に向けて概ね順調に経過している。一方、夜間のトイレ移動は2回程度あり、ふらつきが見られるとのことで、転倒のリスクは残っている。訪問看護は週1回、リハビリテーションも継続して利用できており、通所介護についても本人より「満足している」との発言があった。本人からは「もう少し歩けるようになりたい」との意欲的な意向が聞かれた。長女は週末のみの来訪であり、平日夜間の状況について心配される様子がうかがえる。以上より、現時点でケアプランの変更は要しないと判断するが、夜間の移動の安全確保について、次回訪問時に再度確認していく。

例3 FAXの報告用紙の写真から

入力欄で「写真をえらぶ」を押し、FAX報告書の写真を渡した場合

入れたもの 写真+ひとこと

[訪問介護事業所からのFAX報告書を撮影した写真]

メモ欄に一言だけ:
「今月の訪問介護の報告。特変なしっぽい。念のため経過に残す」

できたもの 支援経過(AIの下書き)

訪問介護事業所より、月次の訪問介護報告書がFAXにて届いた。報告内容は、身体介護(入浴介助)週2回、生活援助(調理・掃除)週1回で、いずれも計画どおり実施されている。特記事項として「入浴時の浴槽またぎに介助を要する場面が増えている」との記載があった。全身状態に大きな変化はなく、サービス提供に支障はないとのことである。浴槽またぎの状況については、次回訪問時に本人の様子を直接確認し、必要に応じて福祉用具の追加を検討する。

【AIからの確認】写真の「利用実績」欄の一部が読み取れませんでした。回数に誤りがないか、原本でご確認ください。

ポイント:読み取れなかった箇所は、勝手に埋めずに教えてくれるように指示文が組まれています。
渡す写真は、きちんとしたFAX用紙でなくても大丈夫です。自分で走り書きしたメモを撮った写真でも、同じように読み取ってもらえます。

よくある質問

押すと答えが開きます(24問)。

料金・使いはじめ

本当に無料ですか?

このサイトの利用は無料です。会員登録もありません。AI(Google の Gemini)も、無料の範囲で使えます。キーの受け取りも無料で、クレジットカードの登録も要りません。いまある機能を、あとから有料にすることはしません。

アプリのインストールは必要ですか?

要りません。ブラウザで開くだけで使えます。よく使う方は、ブラウザの「お気に入り」に入れるか、画面の「デスクトップに置く」からアイコンを置いておくと、すぐに開けます。

スマホでも使えますか?

使えます。キーの受け取りもスマホでできます。訪問の合間(停車中)に話して下書きを作り、事務所に戻ってから介護ソフトに貼り付ける、という使い方もできます。

「キー(APIキー)」とは何ですか?

Google に「この人が使っています」と伝えるための、長い文字列です。Google AI Studio で無料で作れます。受け取り方は、この上の3つの画面のとおりです。AIの画面でも、一問一答で案内します。

「1日の上限に達しました」と出ました

無料のキーには、1日に使える回数の上限があります。上限は日本時間の夕方(16〜17時ごろ)に戻ります。急ぐときは、文例集(第2表・予防プラン・疾患別)からコピーして使うこともできます。

登録したキーは、どこに保存されますか?

お使いのブラウザの中だけです。このサイトのサーバーには送りません(AIに頼むときだけ、Google に渡ります)。共用のパソコンでは登録しないでください。使い終わったら「終了する」から「キーを消して終了」を選ぶと消えます。

個人情報・安全性

入力した内容は、どこかに保存されますか?

このサイトは、入力した内容をサーバーに保存しません。データベースを持たないので、入力欄の文字はお使いの端末の中だけにあります。ページを閉じると消えますので、できた文章はその場でコピーしてください。

AIに頼んだ内容は、お使いのブラウザから Google へ直接送られ、Google のルールが適用されます。無料のキーで送った内容は、Google のサービス改善に使われる場合があります。氏名・住所などは入れないでください。

利用者さんの名前を入れてしまいました

入力欄に書いただけなら、外には出ていません。ページを閉じれば消えます。すでにAIに送ってしまったときは、事業所の管理者に報告し、法人のルールに沿ってご対応ください。

記録の画面の「名前をかくす」欄に名字を入れておくと、AIに渡す文では「本人」に置きかわります。

事業所で、AIの利用が禁止されているかもしれません

まず管理者・法人にご確認ください。禁止・制限されている場合は、このサイトのAIも使わないでください(文例集は、AIを使いません)。相談するときは「氏名などは入れず、下書きを作るためだけに使う」「最後は自分で確かめて記録する」使い方であることを伝えると、話が進みやすいです。

FAXや手書きメモの写真を送っても大丈夫ですか?

写真には氏名が写っていることがほとんどです。撮る前に、氏名の欄を紙や付箋で隠してください。事業所のルールで画像の外部送信が禁じられている場合は、行わないでください。写真はお使いの端末から Google へ直接送られ、このサイトには残りません。

記録としての扱い

AIが作った文章を、そのまま正式な記録にしてよいですか?

いいえ。AIが作るのは下書きです。必ず全文を読み、事実と違うところを直し、ご自身の判断を入れてから記録してください。記録の内容の責任は、作成したケアマネジャーにあります。

運営指導(実地指導)で問題になりませんか?

問われるのは「どうやって書いたか」ではなく、記録の内容が事実に基づき、必要な項目を満たしているかです。下書きの手段としてAIを使うこと自体が、直ちに問題になるものではありません。

ただし、事実と違う記載や、行っていない訪問・モニタリングの記載は重大な問題になります。確認は省かないでください。最終的な判断は、保険者(市区町村)や所属法人の指針によります。

AIが、書いていないことを書きました

AIによくある性質です。このサイトの指示文には「メモにない事実を足さない」と入れていますが、それでも起きることがあります。AIの画面の「言い直してもらう」にある「事実だけにする」の「つかう」を押すと、推測を取りのぞけます。

AIが、いきなり質問してきました

正常です。足りない情報を確かめています。「自分の言葉で伝える」に答えを書いて送ってください。「わからない」と答えても構いません。

様式や書き方は、これで合っていますか?

国の様式と、記録に求められる項目にそって作っています。ただし細かいルールは、保険者や法人で異なることがあります。お使いの様式に合わせて直してください。AIに「この順番で書いて」と頼み直すこともできます。

操作でこまったとき

キーを入れたのに「キーが正しくない」と出ます

前後に空白や改行が入っていることがあります。Google の画面でもう一度コピーし、貼り付け直してください。それでも出るときは、Google の画面で新しいキーを作り直してみてください。

Google の画面に行ったら、この画面が見えなくなりました

パソコンでは、Google の画面を右側の小さな窓で開きます。見えなくなったときは、AIの画面の「Google の窓が見えない(前に出す)」を押してください。新しいタブで開いたときは、画面のいちばん上のタブから「ケアマネのミカタ」を押すと戻れます。

マイクのボタンが反応しません

Google Chrome か Microsoft Edge でお試しください。はじめて押したときの「マイクを使ってよいですか」で「許可」を選びます。うっかり「ブロック」にしたときは、アドレスバーの左のマークから変えられます。スマホは、キーボードのマイクでも入れられます。

「コピー」を押しても、貼り付けられません

貼り付けたい場所を1回クリックしてから、Ctrl を押しながら V(スマホは長押しして「貼り付け」)を押してください。

入力していた内容が消えてしまいました

申し訳ありません。このサイトは入力内容をどこにも保存していないため、ページを閉じたり再読み込みしたりすると消えます。長い内容は、こまめにコピーしておくと安心です。

返ってきた文章に「#」や「```」が混じっています

AIが使う飾りの記号です。貼り付ける前に消すか、「自分の言葉で伝える」に「箇条書きや記号を使わず、つながった文章だけで書き直して」と頼んでください(言い直し集)。

このサイトについて

誰が作っていますか?

合同会社HARUIRO が運営し、主任介護支援専門員の春名太郎が監修しています。ケアマネジャーの書類仕事を少しでも軽くするために作った道具を、無料で公開しています。くわしくはこのサイトについてへ。

要望や不具合の連絡はできますか?

ぜひお寄せください。ミカタを育てるから、匿名のひとことで送れます。いただいた声は、AIエージェントが読み、主任ケアマネが確かめてからサイトに反映しています。

研修や、事業所への導入の相談はできますか?

承っています。研修でそのまま使える資料は研修で使うに、ご相談はお問い合わせからどうぞ。

準備ができたら、さっそく下書きしてみましょう。

AI記録ツールを開く

月末に記録が溜まっている同僚に。

話す・撮る・書くだけで、支援経過と担当者会議の要点の下書きができます。

登録不要・無料。会議前メモは印刷して持っていけます。