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課題整理総括表とセットの様式/モニタリング

評価表の書き方・記入例|短期目標の結果(◎○△×)とコメントの文例45本

短期目標の期間が終わる月、モニタリングに「目標継続」とだけ書いて、次のケアプランにも同じ目標を写していないでしょうか。評価表は、短期目標がどこまで達成できたかと、その理由を、サービス事業所からの報告とあわせて1枚にまとめる様式です。どの欄に何を書くかを図で示し、3人分の記入例と、結果ごとのコメントの文例をまとめました。

評価表(短期目標の振り返り)

最終更新:2026年10月18日/厚生労働省「課題整理総括表・評価表の活用の手引き」(平成26年3月)をもとに作成しています。保険者や事業所で決まった様式・使い方があるときは、そちらに合わせてください。

評価表とは(いつ・だれが・何のために)

評価表は、厚生労働省老健局の「課題整理総括表・評価表の活用の手引き」(平成26年3月。同年6月17日の事務連絡で都道府県・保険者に周知)の中で、課題整理総括表と一緒に示された様式です。課題整理総括表が「ケアプランを作る前の整理」なら、評価表は「ケアプランを実行したあとの振り返り」にあたります。

何のために第2表に位置づけた短期目標について、達成の状況と、そうなった要因を、ケアチーム全体で振り返るため。サービスの担当者と情報を共有しながら評価することで、多職種でのチームケアに生かすことがねらいです。
いつ第2表の短期目標の期間が終わる時点を目安に作ります。短期目標がいくつもあって期間がばらばらのときは、その時点で期間が終わる短期目標の分だけ書けば足ります。
だれがサービス事業所からの報告をもとに、介護支援専門員の判断としてまとめます。ご本人の生活をいちばん細かく見ているのは、直接かかわっている事業所の担当者です。その報告をていねいに聞き取り、判断に生かします。
モニタリングとの違いモニタリングは毎月(少なくとも月に1回の訪問と記録)。評価表は、短期目標の期間が満了する月に作ります。満了月は、その月のモニタリングと評価表の両方を書くことになります。
どこで使う手引きでは、研修での活用、ケアプランを見直すときのサービス担当者会議や地域ケア会議での共有、モニタリングでつかんだ情報の共有などが挙げられています。

評価表は、運営基準で作成が義務づけられた様式ではありません。手引きで活用が勧められているものです。保険者や事業所で、決まった様式や使い方があるときは、そちらに合わせてください。なお、要支援の方(介護予防支援)は「介護予防支援・サービス評価表」という別の様式を使います(要支援の評価表の文例はこちら)。

評価表の様式(どこに何を書くか)

評価表は横長の1枚です。左の半分(③④)は第2表から写す欄、右の⑤⑥が評価のときに考えて書く欄です。図の番号を押すと、その欄の書き方へ移ります。

評 価 表
①利用者名        殿②作成日   /  /  
③短期目標③(期間)④援助内容⑤結果
※2
⑥コメント
(効果が認められたもの/見直しを要するもの)
サービス内容サービス
種別
※1
第2表の短期目標を写す第2表の期間を写す第2表のサービス内容第2表のサービス種別事業所◎○△
×1×2
達成の判断の根拠/次のケアプランで気をつけること

※1「当該サービスを行う事業所」について記入する。※2 短期目標の実現度合いを5段階で記入する(◎・○・△・×1・×2。意味は下の表)。

第2表から写す欄 評価のときに考えて書く欄 
出典:厚生労働省老健局「課題整理総括表・評価表の活用の手引き」(平成26年3月)の評価表の様式をもとに作図。手引き(PDF)
  1. 利用者名
  2. 作成日
  3. 短期目標と(期間)…第2表から写す
  4. 援助内容(サービス内容・サービス種別・※1)…第2表から写す
  5. 結果(※2)…5段階の記号
  6. コメント…判断の根拠と、次のケアプランで気をつけること

欄ごとの書き方

① 利用者名

利用者の名前を書きます。研修や事例検討で使うときは、名前を伏せた写しを使います。

② 作成日

評価表を作った日を書きます。短期目標の期間が終わる時点が目安なので、多くは期間の終わりの月の日付になります。

③ 短期目標と(期間)

第2表に書いた短期目標と期間を、そのまま写します。言い回しを変えると、何を評価したのかがずれてしまいます。短期目標がいくつもあって期間が違うときは、評価表を作る時点で期間が終わる短期目標だけを書けば足ります。

④ 援助内容(サービス内容・サービス種別・※1)

第2表の援助内容(サービス内容・サービス種別・事業所)を写します。ご本人や家族が行うこと(セルフケア・家族の支援)も、第2表に書いていれば同じように写します。

※1 に気をつける:評価表の※1は「当該サービスを行う事業所」です。第2表の※1(保険給付の対象かどうかの○)とは中身が違い、第2表では事業所は※2の欄です。写すときに取り違えないようにします。

⑤ 結果(※2)

モニタリングの訪問でつかんだ様子と、サービス事業所からの報告をあわせて、短期目標の達成の状況を5段階の記号で書きます。

記号短期目標の達成状況次にすること(手引きの括弧書きから)
◎短期目標は予想を上回って達せられたより積極的な目標を設定できる可能性がある
○短期目標は達せられた再度アセスメントして、新たに短期目標を設定する
△期間延長を要するが、短期目標の達成見込みはある期間を延ばして続ける
×1短期目標の達成は困難であり、見直しを要する短期目標の見直し
×2短期目標だけでなく長期目標の達成も困難であり、見直しを要する長期目標も含めた見直し

「状態を保つ」目標のとき:「〜の状況を維持できる」のように、生活を保つための援助を続けることを見込んでいる短期目標では、期間の終わりに状況が保たれていれば「○」を付けます。再アセスメントで生活の状況に大きな変化がなければ、同じような短期目標を次のケアプランでも設定します。

△で短期目標の期間を延ばすとき

短期目標の期間を延長するときは、その月のモニタリングと評価表を、あわせて記録するとわかりやすくなります。モニタリングは毎月、評価表は短期目標の期間が満了する月に書くものです。満了月にモニタリングで確かめたこと(ご本人・家族の言葉、事業所からの報告)と、評価表の結果「△」とその理由、延ばす期間が同じ月の記録にそろっていると、あとから読む人が「なぜ延ばしたのか」をたどれます。

書くものいつ延長する月に書くこと
モニタリング毎月短期目標に向けた今月の様子、ご本人・家族の言葉、事業所からの報告
評価表短期目標の期間が満了する月結果「△」と、達成の見込みがあると判断した事実
支援経過(第5表)そのつど期間を延長することと延ばす期間、ご本人・家族への説明と了承

期間を延ばしたあとの第2表の扱い(変更の手続きなど)は、事業所や保険者の決まりも確かめてください(軽微な変更の考え方)。

手引きの記入例(指導・助言のイメージ)では、1つの短期目標に援助内容が2つあるとき、援助内容の行ごとに結果とコメントを書いています。どのサービスが効き、どこが足りなかったのかが分かりやすくなる書き方です。事業所の中で書き方をそろえておくと、読み返しやすくなります。

⑥ コメント

モニタリングの訪問でつかんだ様子、事業所からの報告、主治医の意見書などで指摘されていることをもとに、「結果」の判断の根拠となる状況と、次のケアプランを作るときに気をつけることを短く書きます。

  • ×1・×2 を付けたとき:短期目標が達成できなかった理由は、再アセスメントでよく分析する必要があります。そのとき考えに入れるべき大事な情報(事業所の担当者がつかんだ心身の状況の変化、ご本人・家族の生活環境の変化など)を書き添えます。
  • ◎・○ を付けたとき:達成に効いた要因(ご本人の意欲の変化とそのきっかけになった出来事、担当者のかかわりの工夫など)を書き添えます。事業所と共有して、よりよいケアにつなげる材料になります。

手引きでは、結果の背景はさまざまで、たとえば①ご本人の生活の状況の変化、②最初のアセスメントが足りなかった・短期目標の立て方、③事業所のサービスの実施内容などがあると書かれています。このうちどれが効いたのかを振り返り、あらためて情報を集めて分析し、次の居宅サービス計画に生かすことが大切です。

結果の記号の決め方(迷ったときの順番)

記号の意味は上の表のとおりです。実際に迷うのは、「○か△か」「△か×1か」の境目です。手引きの記号の意味をもとに、私は次の順番で考えています(考え方の一例です)。

  1. 短期目標の文に書いた状態に、届いたか。届いていれば ○(予想より大きく上回っていれば ◎)。ご本人の言葉、事業所の記録、回数や距離などの事実で確かめます。
  2. 届いていないとき、期間を延ばせば届く見込みがあるか。あと少しで届きそう、体調の波で遅れただけ、なら △。
  3. 見込みが立たないとき、長期目標まで届かないか。短期目標の立て方や援助の組み立てを変えれば長期目標には向かえるなら ×1。状態が大きく変わり、長期目標から考え直す必要があるなら ×2。

どの記号でも、コメントに「そう判断した事実」を書いておくと、次に読む人(同僚・主任介護支援専門員・保険者)が判断をたどれます。記号だけでは、判断の理由が残りません。

記入例(3人分)

手引きの記入例と同じように、援助内容の行ごとに結果とコメントを書いた例です。名前・事業所名は伏せています。状態やサービスは、その方のものに置き換えてください。

記入例1 膝の痛みがある、ひとり暮らしの方(要介護1)

80代・女性。変形性膝関節症。週2回の通所リハビリテーション。買い物は近くのスーパーへ自分で行きたい、という思いがある。

表は横にずらして読めます →

評 価 表
利用者名 ○○ ○○ 殿作成日 ○年○月○日
短期目標(期間)援助内容結果
※2
コメント
(効果が認められたもの/見直しを要するもの)
サービス内容サービス
種別
※1
近くのスーパーまで(片道約300m)、途中で休みながら歩いて行ける○年6月1日
〜○年8月31日
膝まわりの筋力訓練と、屋外の歩行練習通所リハビリテーション○○通所リハ◎8月には休憩1回で往復できるようになり、7月から週2回、自分で買い物に行っている。理学療法士の報告では、膝の伸びる力が上がっている。次は、荷物を持って歩くことを目標に検討する。
毎朝、家の前を5分歩く本人○体調の悪い日を除き、ほぼ毎日続けられた。本人「朝に歩くと膝が軽い」。歩いた日をカレンダーに付ける工夫が続いている。
入浴を週2回、転ばずに続けられる○年6月1日
〜○年8月31日
入浴の見守りと、浴槽の出入りの介助通所リハビリテーション○○通所リハ○期間中、週2回の入浴を休まず続けられ、転倒はなかった。浴槽の出入りは手すりを使って見守りで行えている。引き続き入浴の場を確保する必要があり、同様の目標で再設定を検討する。

記入例2 物忘れがあり、薬の飲み忘れが続いていた方(要介護2)

70代・男性。アルツハイマー型認知症。長女と同居(長女は日中は仕事)。朝の薬の飲み忘れが続き、血圧が安定しなかった。

表は横にずらして読めます →

評 価 表
利用者名 ○○ ○○ 殿作成日 ○年○月○日
短期目標(期間)援助内容結果
※2
コメント
(効果が認められたもの/見直しを要するもの)
サービス内容サービス
種別
※1
朝と夕の薬を、決まった時間に飲める○年7月1日
〜○年9月30日
朝の服薬の声かけと、飲んだことの確認訪問介護○○ヘルパーステーション△朝の飲み忘れは月8回から月2回に減った。訪問のない日曜日に飲み忘れが続く。本人の受け入れはよい。日曜の確認の方法を加えれば達成の見込みがあるため、期間を延長する。
薬を1回分ずつの袋にまとめ、服薬カレンダーを整える居宅療養管理指導(薬剤師)○○薬局○一包化とカレンダーの見直し後、朝の薬の取り違えはなくなった。薬剤師の報告では、残薬は減っている。
夕の薬を飲んだかを確かめる家族(長女)△長女の帰宅が遅い日は確認できないことがある。長女「遅い日は電話で声をかけたい」。電話での声かけを、次のケアプランに位置づける。
デイサービスで、ほかの利用者と一緒に体操や作業に参加できる○年7月1日
〜○年9月30日
体操・園芸の作業への参加の声かけ通所介護○○デイサービス◎9月には自分から花壇の水やりを手伝うようになった。生活相談員の報告では、作業のある日は帰宅後も落ち着いて過ごせている。元は植木の仕事をしていたことを職員が話題にしたことがきっかけ。

記入例3 ご家族の介護の負担が大きくなっていた方(要介護3)

80代・男性。脳梗塞の後遺症で右半身にまひ。妻(80代)とふたり暮らし。夜間のトイレの付き添いで、妻が眠れない日が続いていた。

表は横にずらして読めます →

評 価 表
利用者名 ○○ ○○ 殿作成日 ○年○月○日
短期目標(期間)援助内容結果
※2
コメント
(効果が認められたもの/見直しを要するもの)
サービス内容サービス
種別
※1
妻が月に数日、介護から離れて休める○年4月1日
〜○年6月30日
月4日の短期入所短期入所生活介護○○ショートステイ○月4日の利用を3か月続けられた。妻「休めた日に自分の通院にも行けた」。本人も施設での生活に慣れ、嫌がる様子はない。
夜間のトイレを、転ばずに済ませられる○年4月1日
〜○年6月30日
ベッド脇の手すりの貸与福祉用具貸与○○福祉用具×1期間中に夜間の転倒が2回あった(いずれも受診し、打撲のみ)。5月に主治医が利尿剤を変更してから、夜間のトイレの回数が増えている。夜間の排泄の方法を、主治医・福祉用具の担当者を交えて再アセスメントで見直す。
夜間のトイレの付き添い家族(妻)×1付き添いの回数が増え、妻の睡眠が足りていない。妻ひとりで夜間の付き添いを続けることは難しく、付き添い以外の方法を含めて見直す。

結果ごとのコメントの文例(45本)

「コピー」を押すと、右下のメモ板にたまります。期間・回数・続柄・サービスの種類は、その方のものに置き換えてください。記号だけでなく、そう判断した事実を1つ入れるのがコツです。

◎ 予想を上回って達成したとき

目標の「週2回の外出」を上回り、8月は週3〜4回、自分から買い物や散歩に出かけている。通所介護での歩行練習が自信につながったと本人が話す。次はより積極的な目標を検討する。

目標としていた「台所に立って簡単な調理をする」に加え、味噌汁を自分で作るようになった。訪問介護の担当者が一緒に作る工程を少しずつ本人に任せたことが効果的だった。

家の中の移動を歩行器で行える目標に対し、9月には屋外も歩行器で近所を歩けるようになった。理学療法士の報告では、立ち上がりの力が上がっている。屋外での外出を次の目標として検討する。

通所介護への参加を目標としていたが、レクリエーションで司会役を引き受けるなど、役割を持って過ごせている。職員がかつての仕事(教員)を話題にしたことがきっかけとなった。

入浴を週2回続ける目標に対し、浴槽をまたぐ動作も見守りで行えるようになった。本人「家のお風呂にも入ってみたい」。自宅での入浴を次の目標に検討する。

服薬カレンダーを使って自分で薬を管理できるようになり、飲み忘れは期間中なかった。薬剤師の報告では残薬もない。服薬の確認の回数を減らすことを検討する。

○ 達成したとき

期間中、週2回の通所介護を休まず利用し、入浴も続けられた。本人「お風呂が楽しみ」。再アセスメントを行い、次の短期目標を設定する。

トイレまでの移動は、手すりを使って一人で行えている。期間中の転倒はなかった。夜間も同様に移動できており、目標は達成した。

1日3食を食べられるようになり、体重は2か月で1kg増えた。配食サービスの担当者から、残さず食べているとの報告がある。

ゴミ出しを自分で行うことを目標としていたが、ヘルパーと一緒に分別を確認することで、週2回のゴミ出しを自分で続けられた。

ベッドからの起き上がりは、介助用のバーを使って一人で行えるようになった。福祉用具の担当者の点検でも、使い方に問題はない。

長女の介護の時間は、通所介護の利用で週2日分減った。長女「仕事を辞めずに続けられそう」。引き続き負担の様子を確かめていく。

通院は月1回、長男の付き添いで予定どおり行えた。主治医からは、血圧は安定しているとの意見をもらった。

期間中、熱中症や脱水の症状はなく、1日の水分量の目安を本人が覚えて飲めている。訪問看護の報告では、皮膚の乾燥も改善している。

○ 「状態を保つ」目標を保てたとき

家の中を一人で歩いて移動できる状態を、期間中保てた。転倒はなかった。生活の状況に大きな変化はなく、同様の短期目標を次のケアプランでも設定する。

週1回の通所リハビリテーションで、歩く力を保てている。理学療法士の評価でも、前回と同じ水準。引き続き同様の目標で継続する。

期間中、褥瘡はできず、皮膚の状態を保てた。訪問看護の報告では、体位を変える時間を家族が守れている。同様の目標を再設定する。

妻と二人での在宅生活を、期間中続けることができた。妻の体調にも大きな変化はない。再アセスメントで変化がないことを確かめ、同様の目標とする。

自分で服薬を管理できる状態を保てた。飲み忘れは月1回程度で、本人が気づいて飲めている。同様の目標で継続する。

△ 期間を延ばせば達成できそうなとき

屋外の歩行は、休憩を入れて200mまで歩けるようになった。目標の300mには届かないが、距離は少しずつ伸びている。期間を延長して続ける。

入浴は週1回にとどまった。体調不良で2週休んだため。体調のよい週は2回入れており、期間を延長すれば達成の見込みがある。

飲み忘れは月6回から月2回に減った。訪問のない日に飲み忘れが続くため、その日の確認の方法を加えて期間を延長する。

デイサービスへの参加は月6回で、目標の月8回に届かなかった。雨の日に休むことが多い。送迎の時間を調整し、期間を延長して続ける。

退院後の体力の回復に時間がかかり、トイレまでの移動は見守りが必要な状態。理学療法士の報告では回復の途中で、期間を延長して続ける。

長女の介護の時間は少し減ったが、夜間の付き添いはまだ続いている。短期入所の利用を始めたばかりで、効果を見るため期間を延長する。

体重は1kg増えたが、目標の2kgには届かなかった。食事の量は増えてきており、期間を延長して栄養の状態を確かめていく。

自分で買い物リストを作ることは、ヘルパーと一緒なら行える。一人で作るにはもう少し時間が必要で、期間を延長して続ける。

×1 短期目標を見直すとき

期間中に夜間の転倒が2回あった。主治医が利尿剤を変更してから、夜間のトイレの回数が増えている。夜間の排泄の方法を、再アセスメントで見直す。

通所介護は月2回の利用にとどまった。本人「大勢の場所は疲れる」。少人数の事業所や、時間の短い利用も含め、短期目標と援助内容を見直す。

腰の痛みが強くなり、歩行練習を続けられなかった。整形外科で圧迫骨折と診断。まず痛みを和らげることを優先し、短期目標を見直す。

配食サービスを始めたが、味が合わず半分ほど残している。食事の量は増えていない。本人の好みと、調理の支援の方法を含めて見直す。

長女の転勤で、夕方の服薬の確認ができなくなった。家族の支援の状況が変わったため、確認の方法と担当を見直す。

物忘れが進み、服薬カレンダーを見ても飲んだかを確かめることが難しくなっている。訪問介護の担当者の報告。主治医に状況を伝え、管理の方法を見直す。

入浴を嫌がることが増え、期間中の入浴は月2回にとどまった。浴室が寒いことを理由にしている。入浴の時間帯と場所を含めて見直す。

期間の途中で入院し、目標とした屋外の歩行は行えなかった。退院後の状態を再アセスメントし、短期目標を立て直す。

×2 長期目標から見直すとき

期間中に肺炎で入院し、寝たきりに近い状態で退院した。「自宅の浴槽で入浴できる」という長期目標の達成は難しく、再アセスメントのうえ長期目標を含めて見直す。

病状が進み、主治医より、通院が難しくなってきたとの意見があった。訪問診療への切り替えを含め、長期目標と援助の全体を見直す。

妻が入院し、在宅での介護を担う人がいなくなった。生活の場を含めて検討が必要で、長期目標から見直す。担当者会議を開いて方針を話し合う。

本人より「家で最期まで過ごしたい」との意向が示された。終末期の支援に向けて、長期目標と援助の方針を見直す。

転倒による骨折で歩行が難しくなった。「近所の店まで歩いて買い物に行く」という長期目標は現状では難しく、外出の方法を含めて見直す。

評価表を作ったことを支援経過(第5表)に残す

○月○日 短期目標の期間が終わるため、各サービス事業所に目標の達成状況の報告を依頼した。

○月○日 自宅を訪問し、本人・長女と面接。短期目標ごとに達成の状況をたずね、事業所からの報告とあわせて評価表を作成した。

○月○日 自宅を訪問し、本人・長女と面接。今月のモニタリングとあわせて評価表を作成した。短期目標「薬を決まった時間に飲める」は△(飲み忘れは月8回から月2回に減った)とし、期間を3か月延長することを本人・長女に説明し、了承を得た。

○月○日 評価表の結果(×1:夜間のトイレ)について、主治医に状況を報告。夜間の排泄の方法を再アセスメントで見直すことを本人・妻に説明し、了承を得た。

○月○日 サービス担当者会議で評価表を共有し、短期目標の結果と、次のケアプランの短期目標について意見をもらった。内容は第4表に記録。

よくある質問

Q. 評価表は、必ず作らないといけませんか?

運営基準で作成が義務づけられた様式ではありません。厚生労働省の「課題整理総括表・評価表の活用の手引き」で活用が勧められている様式です。保険者や事業所で決まった様式・使い方があるときは、そちらに合わせてください。

Q. いつ作りますか?

第2表の短期目標の期間が終わる時点を目安に、サービス事業所からの報告を踏まえて作ります。短期目標がいくつもあり期間が違うときは、その時点で期間が終わる短期目標の分だけ書けば足ります。

Q. 結果は、短期目標ごとに1つですか? サービスごとですか?

様式は短期目標ごとに結果を書く形です。手引きの記入例では、1つの短期目標に援助内容が2つあるとき、援助内容の行ごとに結果とコメントを書いています。どのサービスが効いたかが分かりやすくなるので、事業所の中で書き方をそろえておくとよいと思います。

Q. 「状態を保つ」目標は、何の記号を付けますか?

手引きでは、生活を維持するための援助を続けることを見込んでいる短期目標で、期間の終わりに状況が保たれていれば「○」を付け、再アセスメントで生活の状況に大きな変化がなければ、同じような短期目標を次のケアプランでも設定する、とされています。

Q. 第2表の※1と、評価表の※1は同じですか?

違います。評価表の※1は「当該サービスを行う事業所」です。第2表では※1が保険給付の対象かどうかの区分、※2が事業所です。写すときに取り違えないようにします。

Q. ×1と×2は、どう分けますか?

×1は短期目標の達成が難しく、短期目標の見直しが必要なとき。×2は短期目標だけでなく長期目標の達成も難しく、長期目標から見直しが必要なときです。入院や病状の変化などで生活の前提が変わったときは、×2を考えます。どちらでも、コメントに理由となる事実を書き添えます。

Q. 短期目標の期間を延長するとき、モニタリングと評価表はどう書きますか?

モニタリングは毎月、評価表は短期目標の期間が満了する月に書きます。期間を延長する月は、その月のモニタリングと評価表をあわせて記録すると、なぜ延ばしたのかがたどりやすくなります。評価表には結果「△」と、達成の見込みがあると判断した事実を書き、支援経過には延ばす期間と、ご本人・家族への説明を残します。

Q. 要支援の方も、この評価表を使いますか?

要支援の方(介護予防支援)には、「介護予防支援・サービス評価表」という別の様式があります。書く欄が違うので、要支援の方の評価表の文例のページをご覧ください。

Q. 評価表を会議などで使うときに、気をつけることは?

手引きでは、評価表を使って振り返りや指導・助言、サービス担当者会議・地域ケア会議での共有を行うときは、「利用者基本情報」と「ケアプラン」を添えることが望ましいとされています。また、必要に応じて、いずれかの段階で利用者に説明して活用することが求められています。

出典:厚生労働省老健局「課題整理総括表・評価表の活用の手引き」(平成26年3月)の「評価表の様式と記載要領」「全般的な留意点」「指導・助言のイメージ」をもとにまとめました。記入例と文例は、このサイトで作った一般的な例です。

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