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ケアプラン作成の解説

アセスメントの記入例315本|アセスメントシート23項目の書き方と文例

アセスメントシートは「23項目を全部埋める用紙」ではなく、その方の暮らしを、様式のどこに、どの順で書き留めるかの道具です。ここでは、国が示す課題分析標準項目23項目と、多くの事業所が使う全社協「居宅サービス計画ガイドライン Ver.3」の用紙を対応させ、欄ごとの書き方と記入例をまとめました。記入例はコピーしてメモ板にため、アセスメントAIで用紙の形に仕上げられます。

アセスメントと課題の整理

最終更新:2026年9月18日/令和6年度介護報酬改定後の制度および現行の居宅サービス計画書標準様式に基づいて作成しています。

📂 項目が多いので、知りたい項目だけを開く形にしています。下の「どの項目の書き方を知りたいですか?」から選んでください。すべてを続けて読みたいときは「すべての項目を見る」を押します。

アセスメントで押さえる2つの決まり

アセスメント(課題分析)には、押さえておく決まりが2つあります。何を把握するかと、どこで、誰と行うかです。

  • 何を把握するか:厚生労働省の通知(老企第29号)が示す「課題分析標準項目」23項目。基本情報に関する項目が9つ、課題分析に関する項目が14です。令和5年10月の改正で「生活リズム」が新設され、「介護力」は「家族等の状況」に、「問題行動」は「認知機能や判断能力」に整理されました
  • どこで、誰と行うか:運営基準第13条第7号では、利用者の居宅を訪問し、利用者と家族に面接して行うこととされています。電話だけ、事業所の相談室だけで済ませると運営基準減算の対象になります

一方で、23項目にそれぞれ付いている「主な内容(例)」は参考例であり、例の内容が把握されていないことだけをもって基準違反と判断しないよう、厚生労働省のQ&Aで示されています。初回の訪問で全部を聞き切る必要はありません。信頼関係をつくりながら、2回目、3回目の訪問で埋めていく進め方が、結果として質の高いアセスメントになります。

課題分析標準項目23項目と、ガイドライン Ver.3 の用紙の対応表

全国社会福祉協議会の「居宅サービス計画ガイドライン Ver.3」(2023年2月刊行)のアセスメント用紙は、フェースシート、家族の状況とインフォーマルな支援、サービス利用状況、住居等の状況、健康状態・受診等、基本動作等の状況と援助内容(要介護認定調査項目を含む)、全体のまとめ、1日のスケジュールの8つのシートで構成されています。23項目のどれが用紙のどこに入るかを対応させると、次のようになります。

No.課題分析標準項目(令和5年改正)ガイドライン Ver.3 の用紙では
1基本情報(受付、利用者等基本情報)シート1 フェースシート(相談受付、住所、緊急連絡先)
2これまでの生活と現在の状況シート1 これまでの生活の経過(生活史)
3利用者の社会保障制度の利用情報シート1 手帳・受給者証、シート3 制度利用状況
4現在利用している支援や社会資源の状況シート2 インフォーマルな支援、シート3 サービス利用状況
5日常生活自立度(障害)シート1 障害高齢者の日常生活自立度
6日常生活自立度(認知症)シート1 認知症高齢者の日常生活自立度
7主訴・意向シート1 相談内容(主訴/本人・家族の希望)
8認定情報シート1 要介護認定(区分・認定日・有効期間)
9今回のアセスメントの理由シート1 アセスメント実施日(初回・更新)。状態変化時はシート7の冒頭に理由を書く
10健康状態シート5 既往歴・現症・受診状況、シート6-⑥ 医療・健康関係
11ADLシート6-① 基本動作、6-② 生活機能(認定調査項目1-1〜2-13)
12IADLシート6-⑤ 社会生活力(買い物・調理・金銭管理・電話)
13認知機能や判断能力シート6-③ 認知機能、6-④ 精神・行動障害
14コミュニケーションにおける理解と表出の状況シート6-① コミュニケーションの状況・方法(視聴覚・言語)
15生活リズム1日のスケジュール(本人の生活リズム)
16排泄の状況シート6-② 排尿・排便介助、その他排泄の状況
17清潔の保持に関する状況シート6-① 入浴、6-② 口腔清潔・洗面・整容・更衣
18口腔内の状況シート5 歯の状況、6-② 口腔清潔
19食事摂取の状況シート6-② 食事(場所・咀嚼・食事内容・摂取介助)
20社会との関わりシート6-⑤ 社会活動の状況(家族・地域・友人との交流)
21家族等の状況シート2 家族構成と介護の状況・課題
22居住環境シート4 住居等の状況(見取図・トイレ・浴室・段差・移動手段)
23その他留意すべき事項・状況シート7 全体のまとめ、災害時・権利擁護の対応の必要性

用紙そのものは全社協のサイトで配布されています(居宅サービス計画ガイドライン Ver.3)。この記事では用紙を転載せず、項目の順番と考え方だけを扱います。

シート1:主訴・意向と生活史の書き方

フェースシートの中で文章になるのは、相談内容(主訴・本人と家族の希望)と、これまでの生活の経過(生活史)の2つです。主訴は本人の言葉のまま残します。「在宅生活の継続を希望」と要約してしまうと、その人らしさが消え、第1表の意向欄にも使えなくなります。本人と家族は分けて書き、食い違っていても両方残します。

本人:「家で最期まで暮らしたい。娘に迷惑をかけるのが一番つらい。トイレだけは自分で行きたい」

本人:「体を動かし続けて、できることは自分の手でやっていきたい。デイは正直気が進まないが、風呂は助かる」

本人:「妻に任せきりで申し訳ない。もう一度、近所を杖で歩けるようになりたい」

本人:「足が弱ってきたけれど、施設には入りたくない。できれば今の家で、猫と一緒に暮らしたい」

本人:「最近、物忘れがひどくて自分でも怖い。娘に怒られないようにしたい」

長女(同居・正社員):「平日の日中はひとりになる。転ぶのが心配で仕事が手につかない。日中どこかで見てもらえると助かる」

妻(80代・同居):「夜に2、3回起こされて眠れない。本人の気持ちは分かるが、私の体がもたない。週に1日でも休みたい」

長男(別居・車で30分):「月に2回は顔を出せる。金銭管理と受診の付き添いは自分がやる。日々の見守りは頼みたい」

長男:「本人の気持ちは大事にしたいが、夜中に一人でトイレに行って転ばないかが心配。泊まりのサービスも考えたい」

生活史は、出身、仕事、家族、趣味、そして病気や介護が始まった経緯を時間の順に書きます。「畑仕事が好きだった」「役場で40年勤めた」といった一行が、後の目標(したいこと・できること)の材料になります。

県内の農家に生まれ、高校卒業後は役場に勤務し60歳で定年。退職後は自宅の畑で野菜を育て、近所に配るのが日課だった。妻と二人暮らし。○年○月に脳梗塞を発症し、右片麻痺が残って畑仕事ができなくなった。

市内で生まれ育ち、20代で結婚。夫を早くに亡くし、女手一つで3人の子を育てた。長く縫製の内職をしており、手先の器用さと几帳面さが今も残る。5年前から物忘れが目立ち、昨年アルツハイマー型認知症と診断された。

船員として長く働き、退職後は町内会の役員を務めた。人と話すことが好きで、集まりには欠かさず出ていた。○年に転倒して大腿骨頸部骨折、退院後は外出が減り、家に閉じこもりがちになっている。

〇〇県生まれ。中学を卒業して上京し、夫と2人で40年間食堂を営んだ。料理が得意で、近所の人に頼られる存在だった。10年前に夫と死別し、以後一人暮らし。

シート2・4:家族等の状況と居住環境

令和5年の改正で「介護力」が「家族等の状況」に変わったのは、家族を介護の担い手としてだけ見ないためです。誰が、どこに住み、仕事や健康はどうか、介護の負担や不安は何かを、家族自身の生活が見える形で書きます。介護者の疲労は、そのまま在宅継続のリスクです。

主たる介護者は同居の長女(50代・正社員・平日は8時から18時まで不在)。夜間の見守りと朝夕の食事準備を担う。「仕事を辞めるつもりはないが、夜に起こされて睡眠が3〜4時間の日が続いている」と話し、介護負担が大きい状態。長男は県外在住で、経済面の支援のみ。

妻(80代)と二人暮らし。妻は膝の痛みで長距離の歩行が難しく、本人の入浴介助はできない。買い物は近所のスーパーまで妻が押し車で行っている。子どもはおらず、甥が月1回様子を見に来る。老老介護で、妻の体調が崩れると生活が成り立たなくなる。

独居。長女は市内に住み、週2回夕方に訪問して食事を届け、服薬を確認している。長女はパート勤務で小学生の子がおり、これ以上の訪問回数は難しい。近隣の民生委員が週1回声かけをしている。

夫(85歳、要介護1)と2人暮らし。夫は物忘れがあり、介護を担うことは難しい。長女(55歳)は隣の市に住み週2回来訪。仕事があり、平日の日中は連絡がつきにくい。

居住環境は、見取図に段差を書き込むのが用紙の作法です。文章にするときは、寝室からトイレ・浴室までの動線、手すりと段差、室内外の移動手段、暖房と火の元を押さえます。写真を撮っておくと、住宅改修の理由書や福祉用具の選定にそのまま使えます。

持ち家の一戸建て(築45年)。寝室は2階で、階段は14段・手すりは片側のみ。トイレは1階で和式から洋式に改修済み、手すりなし。浴室は1階、浴槽のまたぎが高く(約60cm)、浴室入口に10cmの段差。玄関は上がりかまち25cm。日中は1階の居間で過ごし、夜間は2階で就寝するため、夜間のトイレで階段を下りることが転倒の危険になっている。

集合住宅3階、エレベーターあり。室内は段差なく、ベッド(電動)を居室に設置。トイレは洋式で手すりあり。浴室は入口に段差なし、シャワーチェアを使用中。玄関からエレベーターまでの共用廊下に手すりがなく、外出時は歩行器を使用。買い物は徒歩5分のスーパーだが、途中に横断歩道があり信号が短い。

持ち家の平屋。玄関の上がり框は約20cm。トイレは洋式で手すりあり。浴室は入口に段差があり、浴槽が深い。寝室からトイレまで約5mで、夜間は足元灯がない。

シート5・6:健康状態、ADL・IADL、認知機能の書き方

健康状態は、主治医意見書と認定調査票から転記できる部分が多い項目です。病名と発症時期、内服薬の管理方法、受診先(診療科と頻度、誰と行くか)、そして主治医からの指導や留意点を書きます。医療機関名や医師名は、事業所内の様式には書きますが、外に出す文書やAIに読ませる文には診療科だけにします。

脳梗塞(○年○月発症、右片麻痺)、高血圧、糖尿病。内科に月1回、長女の運転で通院。内服は朝・夕の2回で、一包化したものを長女が管理しカレンダーに配薬。血圧は家庭で測定し手帳に記録。主治医からは「血圧の変動に注意し、脱水を避けること。転倒時は頭部打撲の有無を確認して連絡を」との指導。

アルツハイマー型認知症(○年診断)、変形性膝関節症。物忘れ外来に2か月に1回、整形外科に月1回。内服は妻が管理しているが、飲み忘れと二重服薬が月に数回ある。体重は半年で3kg減少しており、食事量の低下が疑われる。歯は部分義歯で、右下の義歯が合わず硬いものを避けている。

慢性心不全、腎機能低下。循環器内科に月1回、訪問看護が週1回バイタルと体重をチェック。塩分制限(6g)と水分制限(1,200ml)の指示あり。息切れと下肢のむくみが出たときは早めに受診するよう主治医から説明を受けている。

慢性心不全(〇〇病院 循環器内科、月1回受診)。主治医から、体重が短期間で急に増えたときは連絡するよう指示を受けている。毎朝、体重を記録している。

糖尿病(内服治療中)。インスリン注射はしていない。低血糖の経験はない。足先のしびれの訴えがあり、次回受診時に相談予定。

ADL・IADLは、認定調査の基本調査の結果をそのまま転記するのが用紙の作法です。「できる・できない」の選択肢だけでなく、どのように行っているかを特記事項や面談から書き足すと、援助の現状と計画につながります。

寝返り・起き上がりは自立。立ち上がりはベッド柵につかまれば可能。歩行は屋内はつたい歩き、屋外はT字杖で20mほどで休憩が必要。入浴は浴槽のまたぎに介助が必要で、洗身は背中以外は自分で行う。排泄はトイレで自立しているが、夜間は2〜3回起き、ふらつきがある。

移乗は見守りで可能。食事は自立しているが、右手の麻痺のため左手でスプーンを使い、時間がかかる。更衣はボタンとズボンの上げ下ろしに一部介助。整容は自立。屋内の移動は歩行器、屋外は車いすで家族が介助。

起き上がりはベッド柵につかまって自分でできる。立ち上がりは手すりがあれば可能。移乗は見守り。室内は歩行器で移動、屋外は車いす(介助)。

食事は自分で食べられるが、後半になると疲れて食べこぼしが増える。排泄はトイレで行い、ズボンの上げ下ろしに一部介助が必要。

調理は妻が行い、本人は簡単な盛り付けを手伝う。買い物は週2回、長女が付き添って車で行く。金銭管理は本人が通帳を管理しているが、細かい計算に時間がかかり、長女が月に1回確認している。電話は固定電話に出ることはできるが、かけることは難しくなっている。

掃除・洗濯は訪問介護(週2回)が行い、洗濯物をたたむのは本人がしている。服薬は一包化して壁掛けカレンダーに配薬すれば自分で飲める。ゴミ出しは収集日が覚えられず、近所の方が声をかけてくれている。

調理は電子レンジでの温めのみ。買い物は長女がネットスーパーで注文している。電話は受けられるが、自分からかけることは難しい。

金銭の管理は本人が行っているが、同じ物を何度も買ってしまうことがある。公共料金は口座振替。

日付や曜日の見当識が低下しており、受診日を忘れることがある。自分の名前・生年月日は答えられる。短期記憶の低下が目立ち、同じ質問を繰り返す。日常の意思決定は本人が行え、好き嫌いや希望ははっきり伝えられる。金銭や契約に関する判断は家族の助言が必要。徘徊や夜間の落ち着きのなさは見られない。

意思の伝達は可能で、会話の理解も保たれている。ただし複数のことを一度に言われると混乱する。夕方になると「家に帰る」と落ち着かなくなることが週に数回あり、妻が付き添って庭に出ると落ち着く。火の始末を忘れたことが2回あり、ガスコンロをIHに替えた。

日付を聞くと「分からない」と答えることが多いが、家族の名前や昔の出来事はよく覚えている。服薬の時間を忘れることがある。

訪問販売の勧誘を断れず、布団を2組購入していた。大きな契約は長女と一緒に確認することを、本人・長女と決めた。

シート6-②・⑤:排泄・食事・社会との関わり

排泄と食事は、認定調査項目の転記に加えて、用具と場所、介助の程度、本人の希望を書きます。排泄は本人が最も人に言いたくないことでもあるので、初回で細かく聞けないときは「(要確認)」として次回に回してかまいません。

日中はトイレで自立。夜間はポータブルトイレを寝室に置き、自分で移乗している。尿意・便意はあるが、間に合わず失禁することが週に1〜2回あり、夜間はリハビリパンツを使用。便秘傾向で、緩下剤を2日に1回服用。本人は「おむつは絶対に嫌だ」と話す。

トイレまでの移動に見守りが必要。日中は声かけで定時にトイレへ誘導し、夜間はおむつ使用。便失禁があった場合、本人は気づかないことが多く、家族が入浴時に確認している。

夜間は2〜3回トイレに起きる。間に合わず下着を汚すことが週1回ほどあり、本人は気にしている。日中は布パンツ、夜間はリハビリパンツ。

食事は居間の食卓で妻と一緒に食べる。主食は普通食、副食は一口大に刻んだもの。むせは水分で時々あり、とろみ剤を使用。摂取は自立。食事量は朝が少なく、1日の摂取量は以前の7割程度。体重は3か月で2kg減少。本人は「昔のように魚を食べたい」と話す。

経口摂取。糖尿病食(1,600kcal)を妻が用意しているが、間食が多く血糖値が安定しない。義歯が合わず硬いものを避けるため、たんぱく質の摂取が不足しがち。食事は自立で、時間は30分ほど。

1日2食。朝はパンとコーヒーのみ。入れ歯が合わず、固い肉は避けている。この3か月で体重が3kg減った。

社会との関わりは、家族・近隣・友人との交流と、外出の頻度、本人が続けたい活動を書きます。閉じこもりの兆候は、この欄で早めに見つかります。

外出は週1回の通院と、週2回のデイサービスのみ。以前は町内会の集まりや友人との将棋に出かけていたが、転倒後は「迷惑をかけたくない」と誘いを断るようになった。電話で話す友人が2人おり、月に数回は会話がある。本人は「また将棋を指したい」と話している。

近隣との付き合いは長く、向かいの家の方が毎朝声をかけてくれる。娘家族が週末に孫を連れて訪れるのを楽しみにしている。宗教行事に月1回参加しており、これは本人にとって欠かせない外出の機会になっている。

月2回、近所の友人と喫茶店に行くのを楽しみにしている。耳が遠くなってから、町内会の集まりには出ていない。

1日のスケジュール(生活リズム)の書き方

令和5年の改正で新設された「生活リズム」は、ガイドライン Ver.3 では「1日のスケジュール」のシートにあたります。起床から就寝までを時刻の順に書き、本人が自分でしていることとしたいと思っていることを横に添えます。夜間の様子は、家族の介護負担と直結するので必ず入れます。

5:30 起床、トイレ。6:00 妻と朝食(自立)。7:00 血圧測定、服薬。8:00〜11:00 居間でテレビ、週2回はデイサービスへ(9:00送迎)。12:00 昼食。13:00〜15:00 昼寝。15:00 おやつ、天気がよければ庭に出て10分ほど歩く。18:00 夕食、服薬。19:00 入浴(デイのない日は清拭)。21:00 就寝。夜間はトイレに2回起きる。

7:00 長女に起こされて起床、着替えに一部介助。7:30 朝食、服薬(長女が確認)。8:00 長女出勤、以後18時まで独居。午前はラジオを聴いて過ごし、10:30 訪問介護(月・木)で掃除と昼食の準備。12:00 昼食。午後はベッドで横になることが多い。18:30 長女帰宅、夕食。20:00 入浴(土曜のみ、長女介助)。22:00 就寝。夜間は0時と3時ごろにトイレ、長女が付き添う。

7時起床。朝食後に新聞を読み、10時〜12時はテレビ。昼食後に1時間ほど昼寝。16時に犬の散歩(長男の妻が同行)。21時就寝、夜間のトイレは2回。

自分でしていること:洗濯物をたたむ、仏壇の水替え、新聞を読む、玄関の掃き掃除。したいこと:畑の様子を見に行きたい、孫の運動会を見に行きたい、月に1回は行きつけの理髪店に行きたい。

自分でしていること:食後の食器を流しに運ぶ、犬の餌やり、日記を書く。したいこと:友人と将棋を指したい、妻と近所の神社まで歩きたい、正月は長男の家に泊まりに行きたい。

シート7:全体のまとめの書き方(第1表につながる欄)

全体のまとめは、用紙の中で唯一、ケアマネジャーの見立てを文章で書く欄です。ここが、第1表の「意向を踏まえた課題分析の結果」と「総合的な援助の方針」の土台になります。順番は、①本人・家族はどう暮らしたいか → ②いまの状態と背景 → ③何が課題で、何が必要か → ④支援の方向です。事実と見立ては分け、見立ては「〜と思われる」で書きます。本人の強みを1つは入れます。

本人は「家で最期まで暮らしたい、トイレは自分で行きたい」と強く希望し、長女は「仕事を続けながら支えたいが夜間の負担が限界に近い」と話している。脳梗塞後の右片麻痺で屋内はつたい歩き、夜間のトイレで2階から階段を下りる動線に転倒の危険がある。長女の睡眠不足が続いており、このままでは在宅継続が難しくなると思われる。優先する課題は、夜間の排泄動線の安全確保と、長女が休める時間の確保である。寝室を1階に移すことと、夜間のポータブルトイレ、日中のデイサービスと短期入所の利用を検討する。本人の「できることは自分で」という意欲は強みであり、リハビリの継続につなげたい。

本人は「妻に迷惑をかけたくない、また近所を歩きたい」と話し、妻は「本人の気持ちは分かるが自分の体がもたない」と疲労を訴えている。転倒・骨折後に外出が減り、筋力の低下と閉じこもりの傾向が見られる。妻は膝痛があり入浴介助ができないため、清潔保持が週1回にとどまっている。課題は、安全に歩ける範囲を広げること、入浴の機会を確保すること、妻の介護負担を減らすことの3点と思われる。通所リハビリで歩行訓練と入浴を組み合わせ、福祉用具(歩行器・手すり)で自宅内の動線を整える方向で支援する。人と話すことが好きという本人の特性は、通所の場での交流に生かせる。

本人は「家で暮らしたい」と強く望んでいる。膝の痛みで外出と入浴ができなくなっており、清潔の保持と閉じこもりが課題。長女の協力は週1回に限られるため、入浴と外出の機会をサービスで補い、転倒を防ぎながら在宅生活を続けられるよう支援を検討する。

退院直後で、歩行と服薬に不安がある。本人・長男とも自宅での生活を希望している。まず退院後1か月の生活を安定させることを優先し、訪問看護とリハビリで状態を確かめながら、サービスの量を調整していく。

記入例をためて、アセスメントAIに仕上げてもらう

気になる記入例の「コピー」を押すと、画面の右下のメモ板に欄の名前つきでたまります。そのままアセスメントAIを開いて「AIのメモ欄に入れる」を押し、認定調査票や保険証のPDFを入れると、ガイドライン Ver.3 の用紙のシート順に、欄ごとの下書きができます。認定調査項目は自動で転記され、足りないことはAIがひとつずつたずねます。登録もインストールもいりません。

アセスメントAIを開く →

残りの11項目の書き方と記入例(基本情報・認定情報・コミュニケーション・清潔・口腔など)

ここでは書き方を説明しています。項目ごとの文例だけを見たい場合は、課題分析標準項目23項目の記入例(項目別230本)をご覧ください。

ここまでの見出しで扱っていない項目にも、記入例を用意しました。対応表の番号でいうと、1・3・4・5・6・8・9・14・17・18・23の11項目です。どれも短く書ける項目ですが、抜けると「把握していない」と見られやすいところです。

1 基本情報(受付、利用者等基本情報)

受付の日時と経路、誰から、何の相談だったかを書きます。あとで経過をたどるときの起点になります。

令和○年○月○日、長女より電話で相談。退院後の在宅生活に向けて、介護保険サービスを使いたいとのこと。地域包括支援センターからの紹介。

令和○年○月○日、〇〇病院の医療ソーシャルワーカーより連絡。来週退院予定のため、退院前カンファレンスへの参加を依頼された。

令和○年○月○日、本人が来所して相談。「最近、買い物がつらくなってきた」。要支援2から区分変更の申請中。

3 利用者の社会保障制度の利用情報

介護保険以外に使っている制度を並べます。負担割合や減免の有無は、サービスの量を考えるときに効いてきます。

介護保険の負担割合は1割。後期高齢者医療被保険者証あり。身体障害者手帳4級(下肢機能障害)。

年金は国民年金のみ。介護保険料の減免を受けている。高額介護サービス費の申請は済んでいる。

生活保護を受給中(介護扶助)。担当は〇〇市福祉課のケースワーカー。

4 現在利用している支援や社会資源の状況

介護保険のサービスだけでなく、家族以外の人の手や地域の見守りも書いておくと、第2表でインフォーマルな支援を位置づけやすくなります。

配食サービス(〇〇市)を週5回、昼食で利用。民生委員が月1回訪問。近所の友人が週2回ほど電話をくれる。

入院前は介護保険サービスの利用なし。かかりつけ医は〇〇内科(月1回、長女の送迎で受診)。

老人会のサロンに月2回参加していたが、半年前から休んでいる。

5・6 日常生活自立度(障害・認知症)

認定調査と主治医意見書で判定が違うことがあります。どちらかに合わせず、両方を並べて書き、訪問して見た様子を添えます。

障害高齢者の日常生活自立度:A2(認定調査)/A1(主治医意見書)。認知症高齢者の日常生活自立度:Ⅱb(認定調査)/Ⅱa(主治医意見書)。

障害高齢者の日常生活自立度:J2。認知症高齢者の日常生活自立度:自立。屋外へは杖を使って一人で出かけている。

障害高齢者の日常生活自立度:B1。認知症高齢者の日常生活自立度:Ⅲa。日中は車いすで過ごし、日中に外へ出ようとする行動がある。

8 認定情報

要介護2(認定の有効期間:令和○年○月○日〜令和○年○月○日)。区分変更の申請歴はない。

要介護1(更新認定。前回は要支援2)。認定の有効期間:令和○年○月○日〜令和○年○月○日。

区分変更を申請中(令和○年○月○日申請)。暫定のケアプランで対応している。前回の認定は要介護1。

9 今回のアセスメントの理由

初回・更新・状態変化のどれかと、きっかけを書きます。状態変化のときは、何が変わったのかを1行で。

初回。退院後の在宅生活に向けた相談のため。

更新認定に伴う再アセスメント。前回から大きな状態の変化はない。

状態変化。令和○年○月○日に自宅で転倒し、右大腿骨頸部骨折で入院した。退院に向けて再アセスメントを行う。

14 コミュニケーションにおける理解と表出の状況

聞こえる・見える・話す・分かるを分けて書くと、どこを手伝えばよいかが見えてきます。

右耳が聞こえにくい。左側から、ゆっくり低めの声で話すと伝わる。補聴器はあるが、ほとんど使っていない。

失語症があり言葉は出にくいが、はい・いいえで答えられる質問には、うなずきで答えられる。文字盤を使うと意思を確かめやすい。

会話に問題はない。複数の予定を一度に伝えると混乱するため、カレンダーに書いて伝えている。

17 清潔の保持に関する状況

入浴だけでなく、洗面・整容・更衣まで含む項目です。どこで、どのくらいの頻度で、何を手伝っているかを書きます。

自宅の浴槽はまたげず、通所介護で週2回入浴(一部介助)。自宅では長女が週1回、足浴と清拭をしている。

洗面と整髪は自分でできる。爪切りは見えにくいため、訪問看護で月2回行っている。

着替えは声かけがあれば自分でできるが、同じ服を数日続けて着ていることがある。

18 口腔内の状況

上下とも部分入れ歯。右下の奥歯がぐらつき、固い物を避けている。歯科は2年ほど受診していない。

総入れ歯。夜は外して洗浄剤につけているが、洗浄を忘れる日が週2回ほどある。

自分の歯が20本ある。歯みがきは1日1回。口の渇きの訴えがあり、次回の受診で主治医に相談する予定。

23 その他留意すべき事項・状況

ほかの項目に入りきらないけれど、支援を考えるうえで外せないことを書きます。虐待の疑い、経済的な困窮、身寄りがないこと、災害時の避難、医療的なケアの必要性、看取りの時期などです。事実と、誰に共有したかを残しておきます。

災害時に一人で避難することができない。〇〇市の避難行動要支援者名簿への登録について本人・長女に説明し、同意を得た。

身寄りがなく、今後の金銭管理と入院時の手続きに不安がある。日常生活自立支援事業の利用について、社会福祉協議会に相談する予定。

同居の長男から大声で怒鳴られることがあると本人が話している。地域包括支援センターに情報を共有し、訪問のたびに様子を確認している。

課題分析標準項目23項目の記入例(項目別230本)

課題分析標準項目(令和5年10月改正)の23項目それぞれに、記入例を10本ずつ用意しました。お使いのアセスメントシートの様式が違っても、書くことは23項目で共通です。「コピー」を押すと右下のメモ板にたまり、アセスメントAIやAI記録ツールでその方の言葉に置き換えられます。そのまま貼らず、必ずご本人の状況に合わせて直してお使いください。

1基本情報(受付、利用者等基本情報)

受付日・相談経路・誰からの相談か・面接の日時と同席者まで残す。あとから「いつ、どこから始まった支援か」をたどれるようにする欄。

令和8年9月5日、地域包括支援センターから電話で紹介。要介護1の認定結果を受け、居宅サービス計画作成の依頼。

令和8年9月8日、長女が来所し相談。本人は同席できず、後日あらためて自宅で面接することとした。

病院の退院支援室からの依頼(9月10日)。9月20日退院予定で、退院前カンファレンスへの参加を求められている。

本人:80歳 女性、要介護2。夫(82歳)と二人暮らし。長女は車で20分の距離に居住。

介護保険被保険者証・負担割合証(1割)・後期高齢者医療被保険者証を確認し、写しを保管した。

緊急連絡先は長女(携帯)。日中は勤務のためつながらない場合は、同市内の次男に連絡する。

これまでの担当は○○居宅介護支援事業所。転居に伴い、令和8年9月から当事業所が担当する。

相談経路は、利用中の通所介護事業所の管理者からの紹介。サービスの見直しについての相談。

独居。キーパーソンは県外に住む長男で、月1回の来訪と週1回の電話で状況を把握している。

初回面接は令和8年9月12日14時、自宅で実施。本人・長女が同席。所要時間は約60分。

2これまでの生活と現在の状況(生活歴)

仕事・家族・住まいの移り変わりと、いまの暮らしのつながりを書く。第1表の「意向」や第2表の目標の根拠になる、いちばん効く欄。

県内の農家に生まれ、中学卒業後は縫製工場に勤務。25歳で結婚し、2人の子を育てた。

長年、夫婦で理容店を営んでいた。65歳で店を閉め、その後は畑と地域の集まりを楽しみにしていた。

78歳のとき夫が亡くなり、以降は独居。「一人は気楽だが、夜は寂しい」と話される。

会社員として定年まで勤務。退職後は町内会の役員を長く務め、人との関わりが多い生活だった。

5年前に脳梗塞を発症し右片麻痺が残った。以前のように畑に出られないことを残念に思っている。

昨年、自宅で転倒し大腿骨を骨折して3か月入院。退院後は外出が減り、室内で過ごす時間が長い。

長男家族と同居して10年。日中は家族が仕事のため、一人で過ごしている。

集団就職で上京し働いた経験があり、「苦労したから、たいていのことは平気」と話される。

趣味は詩吟と庭いじり。詩吟の会には20年通っていたが、2年前から足が遠のいている。

物忘れが出始めたのは3年前。当初は物忘れのみだったが、昨年から日付の混乱がみられる。

3利用者の社会保障制度の利用情報

介護保険以外の制度(医療保険・年金・手帳・生活保護・後見など)を並べる。使える制度の抜けを防ぐための欄。

介護保険(要介護2、1割負担)。後期高齢者医療。障害者手帳の取得はない。

身体障害者手帳2級(肢体不自由)を所持。障害福祉サービスの利用はない。

国民年金(月約6万円)を受給。生活保護は受けていない。介護保険料は年金天引き。

生活保護受給中(○○市福祉事務所)。担当ケースワーカーと連携して支援している。

高額介護サービス費に該当。負担限度額認定証を取得済みで、短期入所の費用が軽減されている。

精神障害者保健福祉手帳3級。自立支援医療(精神通院)を利用している。

障害年金2級を受給。金銭の管理は長女が行っている。

特定疾病(初老期における認知症)による第2号被保険者。医療保険は家族の扶養。

日常生活自立支援事業を利用し、社会福祉協議会が通帳の預かりと金銭管理を行っている。

成年後見制度を利用(保佐人:司法書士)。契約や支払いは保佐人と相談して進める。

4現在利用している支援や社会資源の状況

介護保険サービスだけでなく、医療・インフォーマル(家族・近所・通いの場)まで書く。第3表(週間サービス計画表)につながる欄。

通所介護 週2回(月・木)、訪問介護(生活援助)週1回を利用中。

介護保険サービスの利用はない。地域のサロンに月2回参加している。

末期がんのため、医療保険の訪問看護 週1回と訪問診療 月2回を利用している。

市の助成による配食サービスを平日の昼に利用。安否確認も兼ねている。

福祉用具貸与(特殊寝台・手すり・歩行器)を利用。昨年、廊下に手すりを設置済み。

インフォーマルな支援として、近所の民生委員が週1回声をかけてくれている。

長男が月2回来訪し、買い物と通院の付き添いを担っている。

市の事業で緊急通報装置を設置し、ボタンで消防に通報できる状態にある。

認知症カフェに月1回、長女と参加。「同じ立場の人と話せる」と長女が話される。

訪問理美容を2か月に1回利用し、外出せずに散髪ができている。

5日常生活自立度(障害高齢者)

判定だけでなく、そう判断した生活の場面を1つ添える。認定調査・主治医意見書と食い違うときは、その差も書いておく。

障害高齢者の日常生活自立度:A2。屋内は伝い歩きで自立、外出には介助が必要で日中も臥床が多い。

自立度:J2。隣近所へは杖歩行で外出できるが、それ以上の距離はバスを使い、家族の付き添いが必要。

自立度:B1。車いすに移乗し、食事・排泄はベッドを離れて行っている。移乗には見守りが必要。

自立度:B2。移乗に介助が必要で、日中もベッド上で過ごす時間が長い。

自立度:C1。ベッド上での生活が中心だが、寝返りは自力でできている。

自立度:C2。自力での寝返りが困難で、1日数回の体位交換を家族が行っている。

認定調査の判定はA1。実際には室内を手すりで移動できており、調査時より動けている印象。

主治医意見書ではA2、認定調査ではA1。訪問時の様子はA2に近く、日中の臥床時間が長い。

自立度:J1。交通機関を使って一人で外出でき、買い物も自分で行っている。

退院直後でA2だが、リハビリの経過により3か月後の変化が見込まれる。再評価の時期を決めておく。

6日常生活自立度(認知症高齢者)

判定と、家庭内・家庭外のどちらで困りごとが出ているかをセットで書く。見守りが要る時間帯が分かると、計画が立てやすくなる。

認知症高齢者の日常生活自立度:Ⅱa。家庭外で道に迷う、買い物の支払いに時間がかかる場面がある。

自立度:Ⅱb。家庭内でも、服薬の管理や火の始末に見守りが必要。

自立度:Ⅰ。物忘れはあるが、日常生活はほぼ自立している。

自立度:Ⅲa。日中を中心に、着替え・食事・排泄に部分的な介助が必要な場面がある。

自立度:Ⅲb。夜間を中心に興奮や大声がみられ、家族が対応している。

自立度:Ⅳ。日常生活に常時見守りが必要で、家族の負担が大きい。

自立度:M。せん妄と興奮が続いており、専門医療機関への受診を検討している。

判定はⅡbだが、妻の支援によって生活が成り立っている。妻が不在の場面では判定以上の支援が必要。

診断はついていないが、日付の間違いとしまい忘れがあり、Ⅰ〜Ⅱaの間と考えられる。次回受診時に相談。

入院中のせん妄で一時的にⅢbだったが、退院後は落ち着き、現在はⅡaの状態に戻っている。

7主訴・意向(利用者・家族)

本人の言葉は「」でそのまま。家族の希望は本人の意向と分けて書く。食い違う場合は、どちらも消さずに両方書くのが原則。

本人「足が悪くなっても、この家で暮らし続けたい」。住み慣れた自宅での生活の継続を望んでいる。

本人「人の世話にはなりたくない」。支援を受けることへの抵抗があり、進め方に配慮が必要。

本人「風呂に一人で入れるようになりたい」。入浴の自立が本人の一番の希望。

本人「デイサービスは行きたくないが、家にいるのも退屈だ」と、迷う気持ちを話される。

長女「仕事を続けながら、母を見ていきたい。夜が一番心配」と話される。

妻「私が倒れたら共倒れになる。少し休める時間がほしい」と、介護負担の軽減を希望している。

本人は自宅での生活の継続を希望、長男は施設入所を検討しており、意向に違いがある。

本人「畑をもう一度やりたい」。実現の可否は別として、意欲の手がかりとして記録する。

家族「本人が納得しないまま、サービスを増やしたくない」と、本人の気持ちを尊重する姿勢。

本人は言葉での表出が難しいが、通所の日に身支度を整える様子から、参加への意欲がうかがえる。

8認定情報

区分・有効期間・審査会の意見まで。調査票の判定と実際の様子が違うときは、その事実を具体的に書いておくと区分変更の根拠になる。

要介護2(令和8年8月1日〜令和9年7月31日)。区分変更申請は行っていない。

要支援2から要介護1に変更(令和8年7月審査)。認定調査時より歩行が不安定になっている。

認定有効期間は48か月(令和8年4月〜令和12年3月)。長いため、状態変化時の区分変更を念頭に置く。

要介護認定を令和8年9月3日に申請中。暫定ケアプランで通所介護を利用し、結果後に見直す。

要介護3。認定調査票の「移乗」は一部介助だが、実際は日により全介助が必要な場面がある。

審査会の意見として「6か月後の再評価が望ましい」と付記されている。

事業対象者(基本チェックリスト該当)。総合事業の通所型サービスを利用している。

9月10日に区分変更を申請。結果が出るまでは、現行の支給限度額の範囲で調整する。

要介護1。主治医意見書に「認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱb」の記載がある。

認定結果は9月25日に到着。前回から変更なし(要介護2)で、サービスは継続する。

9今回のアセスメントの理由

新規・更新・状態変化・退院・区分変更など、なぜ今このアセスメントをするのかを1行で。運営指導で必ず見られる欄。

新規。要介護認定の結果を受け、初めて居宅サービス計画を作成するためのアセスメント。

更新。認定の更新に伴い、現在の生活と目標が合っているかを確認する。

退院後の在宅生活の組み立て直しのため。入院前よりADLが低下しており、全項目を見直す。

転倒による骨折で状態が変化したため。安全に生活できる方法をあらためて検討する。

短期目標の期間終了に伴う見直し。達成状況を踏まえ、次期の目標を設定する。

主介護者である妻の入院により、在宅の支援体制を急ぎ組み直す必要が生じたため。

サービス担当者会議で「入浴に不安がある」との意見が出たため、あらためて確認する。

本人から「デイサービスを増やしたい」との希望があり、必要性を確認するため。

認知症の症状に変化がみられ、区分変更申請を検討するため。

他事業所からの担当変更(引き継ぎ)に伴い、本人・家族の意向をあらためて確認する。

10健康状態

病名と発症時期、内服の管理方法、受診先(診療科・頻度・誰と行くか)、主治医からの留意点。医療機関名や医師名は、外に出す文書やAIに読ませる文には入れない。

高血圧、脂質異常症。内科に月1回受診。内服は朝1回で自己管理できている。

心房細動により抗凝固薬を内服中。出血に注意が必要で、転倒時は必ず受診するよう指示がある。

慢性腎臓病(保存期)。訪問看護が週1回、体重・血圧を確認。塩分とたんぱくの制限の指示あり。

2型糖尿病でインスリン自己注射(朝夕)。手指の巧緻性が低下し、単位合わせに時間がかかる。

パーキンソン病(ヤール3度)。薬の効き目の変動が午後に出やすく、動きにくい時間帯がある。

COPDで在宅酸素療法(安静時1L、労作時2L)。入浴と階段で息切れが強い。

骨粗鬆症。1年前に腰椎圧迫骨折。痛みは軽快したが、前かがみの姿勢が続いている。

膵臓がんの末期。訪問診療 月2回、訪問看護 週2回。麻薬を用いた疼痛管理を行っている。

大腿骨頸部骨折の術後3か月。痛みはないが、荷重時の不安が強く歩行距離が伸びない。

統合失調症で精神科に月1回通院。症状は安定しており、服薬も継続できている。

11ADL(日常生活動作)

「できる・できない」ではなく、どこまで自分でできて、どこから手が要るかを動作ごとに書く。介助の量が変わる場面(時間帯・疲労)も添える。

食事:自立。箸を使用し、むせはみられない。

移乗:見守り。手すりを使って自分で立ち上がるが、ふらつきがみられる。

移動:屋内は伝い歩き、屋外は歩行器を使用。500m程度で休憩が必要。

入浴:一部介助。洗身は自分で行い、浴槽の出入りに介助が必要。

更衣:上衣は自立。下衣はふらつきがあり、座って行っている。ボタンの操作に時間がかかる。

排泄:日中はトイレで自立。夜間はポータブルトイレを使用し、後始末は妻が行っている。

整容:洗面・歯みがきは自立。ひげそりは電気カミソリを使い、自分で行っている。

立ち上がり:両手をついて時間をかければ可能。急ぐと後方へふらつく。

階段昇降:手すりがあれば1段ずつ昇降できる。外出時は段差の少ない経路を選んでいる。

食事:右片麻痺のため自助具(すくいやすい皿・太柄スプーン)を使い、自分で食べている。

12IADL(手段的日常生活動作)

調理・買い物・掃除・洗濯・金銭管理・服薬・電話・外出の8つが基本。できている方法(道具・工夫・誰の助け)まで書くと、支援の入れどころが見える。

調理:自分で行っているが、同じ献立が続いている。火の消し忘れが月1回程度ある。

買い物:週2回、徒歩5分のスーパーへ。重い物は長女が週末にまとめて購入している。

掃除:居間と寝室は自分で行うが、浴室・トイレの掃除は訪問介護が週1回行っている。

洗濯:洗濯機の操作は可能。干す動作で肩が上がらず、物干しの高さを下げて対応している。

金銭管理:年金の出し入れは長女が代行。小遣いの管理は本人が行っている。

服薬管理:お薬カレンダーを使って自己管理。飲み忘れは月1〜2回。

電話:固定電話の応対は可能。携帯電話の操作は難しく、着信に気づかないことがある。

外出・交通機関:バスの利用は可能だが、乗り換えのある経路には不安が強い。

ゴミ出し:曜日を間違えることがあり、近所の方が声をかけてくれている。

火気の管理:調理器具をIHに変更済み。ストーブは家族が管理している。

13認知機能や判断能力

検査の点数があれば実施日とあわせて。点数よりも「どの場面で困っているか」が計画に効く。保たれている力も必ず書く。

日時・場所の見当識は保たれている。直前の会話の内容を忘れることがある。

長谷川式スケール18点(○年○月、主治医実施)。中等度の認知機能の低下がみられる。

物のしまい忘れが増え、「盗られた」と話されることが月に数回ある。

日付の混乱があり、通所介護の曜日を間違えて準備していることがある。

日常の買い物はできるが、契約や金銭の管理は難しく、長女が支援している。

短期記憶の低下があるが、昔の仕事の話は詳しく話せる。声かけの手がかりになっている。

火の消し忘れ、水の出しっぱなしが月に数回あり、家族が確認している。

服薬の要否を自分で判断できず、決められた時間に飲めていないことがある。

急な予定の変更に対応することが難しく、混乱すると帰宅を訴える場面がある。

認知症の診断はないが、同じ質問の繰り返しが増えている。受診の必要性を家族と相談中。

14コミュニケーションにおける理解と表出の状況

聞こえ・見え・話しやすさと、どうすれば伝わるかをセットで。ここが書けていると、他職種が同じやり方で関われる。

難聴があり右耳は補聴器を使用。正面からゆっくり話せば会話は成立する。

運動性失語があり、言いたい言葉が出にくい。うなずき・首振りで意思表示ができる。

白内障術後で視力は矯正済み。大きな文字なら読め、書類は読み上げて確認している。

発語は明瞭で、自分の考えを言葉で伝えることができる。

認知症のため長い説明の理解は難しい。短い文と実物を示すと伝わりやすい。

構音障害があり聞き取りにくいが、時間をかければ意思の確認ができる。筆談も併用している。

電話では聞き取りが難しいため、重要な連絡は訪問時に紙に書いて渡している。

人前では遠慮して「大丈夫」と答える傾向がある。個別に確認すると本音が聞ける。

表情の変化は乏しいが、痛みがあるときは眉間にしわを寄せるなどのサインがある。

聞き取りは家族を介することが多いが、本人にも必ず直接確認するようにしている。

15生活リズム

起床から就寝までの流れと、崩れやすい日(サービスのない日・夜間)を書く。第3表の「主な日常生活上の活動」にそのまま使える欄。

6時起床、7時朝食、12時昼食、18時夕食、21時就寝。生活リズムは安定している。

夜間に2〜3回トイレに起きるため、日中の傾眠がみられる。

通所介護のない日は起床が9時ごろと遅く、生活のリズムが乱れやすい。

午前中は調子がよく、午後は疲れが出て横になっていることが多い。

入浴は週2回(通所介護)。自宅では夏場のみシャワーを使用している。

就寝前に晩酌の習慣がある(日本酒1合)。主治医からは量を控えるよう指導されている。

昼夜逆転の傾向があり、日中の活動を増やす必要がある。

6時に起き、日課として新聞を読む。目が疲れるため30分程度で切り上げている。

週2回は仏壇の花を替えるなど、決まった日課がある。声かけの手がかりになる。

昼食後に1時間ほど昼寝をする習慣がある。夜間の睡眠に影響はみられない。

16排泄の状況

回数・失敗の有無・使っている用具・後始末を誰がしているか。羞恥心に関わる欄なので、本人の言葉と受け止めも添える。

日中・夜間ともトイレで自立。失敗はみられない。

尿意はあるが間に合わないことが週1〜2回あり、リハビリパンツを使用している。

夜間のみポータブルトイレを使用。後始末は妻が行っている。

便秘があり就寝前に下剤を内服。排便は3日に1回程度。

頻尿があり夜間に4回起きている。泌尿器科の受診を勧めている。

尿取りパッドを1日3回交換。皮膚の赤みがみられたため、清拭の方法を見直した。

失敗を隠す傾向があり、汚れた下着が押し入れにしまわれていることがある。

トイレまでの動線に段差があり、夜間はふらつきがみられる。手すりの設置を検討中。

膀胱留置カテーテルを使用。週1回の訪問看護で管理し、家族はバッグの処理を行っている。

便失禁が週1回程度あり、本人は「情けない」と話される。羞恥心に配慮した支援が必要。

17清潔の保持に関する状況

入浴・洗髪・爪・皮膚・洗濯まで。できていない理由(意欲・環境・体力)まで書けると、支援の入れ方が変わる。

入浴は週2回、通所介護で実施。自宅での入浴はしていない。

洗身は自分で行えるが、背中と足先には介助が必要。

入浴を嫌がる日があり「面倒だ」と話される。無理強いせず、日を変えて誘っている。

髪を自分で洗うことが難しく、週2回の通所介護での洗髪のみとなっている。

爪が伸びており巻き爪の傾向がある。訪問看護に相談した。

皮膚の乾燥があり下腿にかゆみがある。保湿剤が処方され、家族が塗布している。

更衣は自立しているが、同じ服を続けて着ていることがある。声かけが有効。

ひげそりは自分で行っており、整容への関心は保たれている。

独居のため洗濯物がたまりやすく、訪問介護の生活援助で週1回対応している。

浴槽の出入りに不安があり、シャワーチェアと浴槽内すのこを使用している。

18口腔内の状況

義歯の有無と合い具合、むせ、口腔ケアの方法。食事・低栄養・誤嚥性肺炎につながるため、短くても必ず書く。

上下とも総義歯。毎食後に外して洗浄している。

部分義歯が合わず、硬いものを避けている。歯科受診を調整中。

残存歯は20本。歯みがきは自立しているが、磨き残しがみられる。

口腔内の乾燥があり、内服薬の影響が考えられる。保湿ジェルを使用している。

食後にむせることが週2〜3回ある。嚥下機能の評価を歯科に相談する予定。

訪問歯科を月1回利用し、義歯の調整と口腔ケアを受けている。

歯周病があり出血がみられる。歯科受診の必要性を家族に説明した。

認知症のため歯みがきの手順が分からなくなることがあり、声かけと一部介助が必要。

舌苔の付着が目立つ。口腔ケアの方法を訪問介護と共有した。

義歯を紛失したことがあり、就寝時は決まった容器に保管するようにしている。

19食事摂取の状況

回数・量・形態・水分・誰が用意しているか。体重の推移を書くと、低栄養のサインが第2表の目標につながる。

1日3食、主食は米飯。食事量は8割程度で安定している。

妻が調理。塩分制限(1日6g)の指示に沿って薄味にしている。

食欲が低下し、半年で体重が3kg減少している。間食で補っている状況。

水分摂取が1日約800mlと少なく、脱水が心配される。時間を決めた声かけを行っている。

刻み食と中間のとろみを使用。むせは以前より減っている。

独居のため昼は配食、朝夕はパンと総菜が中心で、栄養の偏りがみられる。

糖尿病の食事療法中。間食が多く、血糖値の変動がみられる。

食事は自立しているが、テレビを見ながらのため1食に40分ほどかかる。

嚥下機能の低下があり、水分にとろみをつけている。食事はソフト食を利用。

「食べる楽しみ」を大切にしており、週1回は好きな寿司を食べている。

20社会との関わり

家族以外との関わりと、その頻度。役割や楽しみは意欲の手がかりになり、閉じこもりのサインもここで見つかる。

週1回、地域のサロンに参加。「みんなに会えるのが楽しみ」と話される。

近所づきあいは少なく、日中に会話をする相手がいない。

民生委員が月2回訪問し、安否を確認してくれている。

元の職場の仲間と年に数回集まっており、外出の楽しみになっている。

趣味の詩吟の会に20年参加していたが、足の痛みで2年前から中断している。

町内会の役員を長く務め、現在も相談を受けることがある。役割が意欲につながっている。

家族以外との交流がほとんどなく、閉じこもりの傾向がみられる。

通所介護では他の利用者と会話し笑顔がみられるが、自宅では発語が少ない。

寺の行事に月1回参加しており、信仰が生活の支えになっている。

孫の来訪を楽しみにしており、写真を飾って毎日眺めている。

21家族等の状況

同居・別居、主介護者の健康と就労、介護に関われる時間。介護者自身の支援が必要かどうかを判断する欄でもある。

妻(80歳)と二人暮らし。主介護者は妻で、移乗と入浴の介助を行っている。

独居。長男は県外、長女は市内に居住し、週1回来訪している。

長男夫婦と同居。日中は就労で不在のため、平日の昼間は一人で過ごしている。

主介護者の長女は週5日就労中。介護のために勤務時間を短縮している。

家族の間で今後の方針(在宅か施設か)に意見の違いがあり、調整が必要。

妻にも認知症の症状があり、老老介護の状態。双方への支援が必要と考えられる。

キーパーソンは次男。遠方のため、連絡は電話とメールで行っている。

同居の娘が体調を崩しており、介護を担うことが難しい状況。

身寄りがなく、成年後見人(司法書士)が契約関係を担当している。

孫と同居しているが、学業のため介護には関わっていない。

22居住環境

間取り・段差・手すり・トイレと浴室・寝室からの動線・周囲の環境。住宅改修や福祉用具の根拠になるので、数字(高さ・距離)を入れる。

持ち家の2階建て。寝室を1階に移し、階段は使用していない。

賃貸アパートの2階でエレベーターなし。外出時の階段昇降が負担になっている。

玄関に上がり框(約25cm)があり、手すりを設置済み。

トイレが和式で立ち座りが困難。洋式への改修を検討している。

浴室の入口に段差があり浴槽が深い。シャワーチェアと手すりを使用している。

室内に物が多く動線が狭い。転倒の危険があるため、整理を提案した。

寝室からトイレまで約7m。夜間は暗いため、足元灯の設置を勧めた。

借家のため大きな改修が難しく、置き型の手すりで対応している。

段差のない平屋で車いすでの移動が可能。玄関にスロープを設置済み。

近隣にスーパーと医院があり生活の利便性は高い。バス停までは徒歩10分。

23その他留意すべき事項・状況

他の欄に入らない危険・強み・本人らしさ。災害時の支援、虐待や消費者被害の心配、ペット、看取りの希望などを書く。

火の不始末の心配があり、調理器具をIHに変更済み。

過去に訪問販売の被害があり、金銭管理に不安がある。家族との連絡体制を確認した。

猫を2匹飼っており、世話が生活の張りになっている。入院時の預け先が課題。

災害時の避難に支援が必要。避難行動要支援者名簿に登録している。

本人は「最期まで自宅で過ごしたい」と話しており、家族も同意している。

過去1年に転倒が2回。いずれも夜間のトイレへの移動時であった。

飲酒の習慣があり、主治医から量を控えるよう指導されている。

家族が就労中のため、緊急時に日中すぐ駆けつけられない。近隣・民生委員と連携している。

過去に服薬の自己中断があり、内服状況の確認を継続する。

感染症の流行期は通所を控える意向があり、代わりの支援を検討する必要がある。

初回・更新・状態変化時で、書き方はどう変わるか

23項目の9番目「今回のアセスメントの理由」は、アセスメントが1回で終わるものではないことを前提にしています。場面ごとに、力の入れどころが変わります。

場面書くこと材料になる書類
初回全シートを書く。聞けなかった項目は「(要確認)」として空け、次の訪問で聞くことのリストにする介護保険証・負担割合証、認定調査票(情報開示)、主治医意見書、面談の記録
更新(認定更新・計画の見直し)前回のアセスメントを土台に、変わったところだけ書き換える。変わっていない項目を書き直す必要はないが、「変わっていないことを確認した」ことは支援経過に残す前回のアセスメント、新しい認定調査票、前回のケアプラン(目標の達成状況)
状態変化時(入院・退院・転倒など)何がいつ起きたかを冒頭に書き、影響を受けた項目(ADL・健康状態・家族の状況・居住環境など)を書き換える。援助の計画で見直しが要るところをはっきりさせる看護サマリー・退院時情報・診療情報提供書、退院前カンファレンスの記録

認定調査の情報開示は、保険者に請求すれば基本調査と特記事項が受け取れます(主治医意見書が一緒に開示される保険者もあります)。基本調査74項目は、ガイドライン Ver.3 の用紙の6のシートに同じ番号で並んでいるので、転記するだけで埋まります。転記に時間を取られる部分は、アセスメントAIに読ませると自動で入ります。

よくある質問

Q. アセスメントシートは、23項目を全部埋めないと基準違反になりますか?

23項目の観点を網羅して把握することが求められていますが、それぞれの項目に付いている「主な内容(例)」は参考例です。厚生労働省のQ&Aでも、例の内容が把握されていないことのみをもってアセスメントが適切でないと判断し、基準違反とすることがないよう留意することとされています。初回で聞けなかった項目は「(要確認)」として次回に回し、支援経過に「次回確認」と残しておけば、把握の過程が説明できます。

Q. ガイドライン Ver.3 の用紙を使わないといけませんか?

課題分析の方式は事業所が選べます。全社協のガイドライン方式のほか、日本介護支援専門員協会の方式、MDS-HC、包括的自立支援プログラムなどがあり、いずれも23項目を満たすように作られています。多くの介護ソフトはガイドライン方式の画面を備えているため、この記事では Ver.3 の用紙を軸にしています。事業所の運営規程に書かれた方式を確認してください。

Q. 認定調査票の情報開示は、どうやって受け取りますか?

保険者(市区町村の介護保険担当課)に、本人または家族の同意を得たうえで開示請求します。多くの保険者では、居宅介護支援事業所からの請求用の様式が用意されており、認定調査票の基本調査と特記事項、保険者によっては主治医意見書も開示されます。受け取った書類は個人情報なので、事業所の規程に従って保管し、外に出す文書には転記しないようにします。

Q. アセスメントの内容は、第1表にどう使いますか?

主訴・意向は第1表の「利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果」の前半に、全体のまとめの③④は同じ欄の後半と「総合的な援助の方針」に使います。本人の言葉を残しておくと、第1表の意向欄がその人らしくなります。書き方は「課題分析の結果の書き方」と「総合的な援助の方針の書き方」の記事にまとめています。

Q. 認定調査と主治医意見書で、日常生活自立度が違うときはどう書けばいいですか?

どちらかに合わせて書き直す必要はありません。両方の判定をそのまま並べて書き、訪問して見た様子と、違いが出ている理由の見立てを添えておくと、担当者会議で説明しやすくなります。

Q. 「その他留意すべき事項・状況」には、何を書けばいいですか?

ほかの項目に入りきらないけれど、支援を考えるうえで外せないことです。虐待の疑い、経済的な困窮、身寄りがないこと、災害時に一人で避難できないこと、医療的なケアの必要性、看取りの時期などが当たります。事実と、誰に共有したかを残しておきます。

Q. 記入例は、そのまま使ってもいいですか?

記入例は書き方の目安です。数字や言い回しは、その方の状況に合わせて必ず書き換えてください。個人が特定される情報を含む下書きを外部のAIに送る場合は、お名前を「本人」「長女」に置き換えるなどの配慮をお願いします。

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春名太郎 監修・作成:春名 太郎主任介護支援専門員/在宅医療クリニック 統括/HARUIRO LLC

ケアマネジャー最大15名が在籍する居宅介護支援事業所(特定事業所加算Ⅰ)で管理者を務め、自らも50名以上の利用者を担当してきました。現在は在宅医療クリニック 統括として、医療と介護の連携に運営の立場から関わっています。記録に何年も苦しんだ経験と、医療の側から見える連携の視点をあわせて、このツールをつくっています。介護職員初任者研修・実務者研修(介護過程Ⅲ)の講師。
掲載している文例は実務での使いやすさを基準に整理していますが、必ずご本人の状態・意向と保険者のルールに合わせて修正してお使いください。
開発の経緯と運営者情報 → / 𝕏 @TaroHaruna
運営:HARUIRO LLC(合同会社HARUIRO)

アセスメントの欄ごとの書き方と記入例。

課題分析標準項目23項目とガイドライン Ver.3 の用紙を対応させ、記入例35本を置きました。

登録不要・無料。